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TOEIC IPテストとは?平均点からレベルについて解説

その他

この記事はこんな人におすすめ!

・IPテストって何?
・IPテストってどのくらい取ればいい?
・TOEIC対策って何する?

元TOEIC420点の筆者が解説します!

イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定

  1. TOEIC IPテストとは?
  2. TOEIC IPテストを受けるメリット
    1. 費用が安い
    2. 受験のハードルが低い
    3. スコア取得の練習に最適
  3. TOEIC IPテストの注意点
    1. 公式認定証が発行されない
    2. 受験場所と日時は選べない
    3. 問題が過去問である
  4. TOEIC IPテストの平均点はどのくらい?
    1. 直近3年間の平均点は492点
    2. 大学生の平均点は471点
    3. 参考:公開テストの平均点は612点
  5. IPテストと公開テストの平均スコアの差は?
    1. 受験者のモチベーションが異なる
    2. 受験者数が異なる
    3. 精度が異なる
  6. TOEIC IPテストの問題構成
    1. IPテストの問題構成
    2. 公開テストの問題構成
  7. TOEICスコアは最低600点目指そう
    1. 600点:ビジネスでも最低限必要とするレベル
    2. 700点:海外出張を目指せるレベル
    3. 800点:英語が強みになるレベル
    4. 就活でアピールするなら
  8. TOEICテスト対策するなら用意しておきたい参考書
    1. 単語帳
    2. 文法書
    3. 公式問題集
  9. 短期間でスコアを伸ばすコツ
    1. 勉強方法を理解する
    2. 隙間時間を活用した勉強
  10. モチベーションを維持するためのコツ
    1. 習慣化する
    2. 環境を整える
    3. 目標を明確にする
  11. よくある質問:履歴書にかけるのか?etc…
    1. 履歴書に書くことはできるのか
    2. IPテストのオンラインは個人で受けることは可能か?
    3. オンライン方式とマークシート方式でテスト内容は異なるのか?
    4. IPテストの受験料はいくら?
  12. まとめ:IPテストは実力確認に最適

TOEIC IPテストとは?

TOEIC IPテスト(Institutional Program Test)の基本的な特徴を解説します。公式では以下のように説明されています。

TOEIC IPテストとは、TOEIC Programのすべてのテストにおいて、企業・団体・学校などがテスト実施期間を任意に設定することができ、受験者はインターネット環境があれば、時間・場所を選ばずに受験することができる制度のこと。

参考:TOEIC Program IPテスト(オンライン)

TOEIC IPテストの特徴は簡単にまとめると以下の通りです。通常の公開テストとは異なります。

TOEIC IPテストの特徴
  • 学校や企業が主催する団体受験用のTOEICテスト
  • 試験日や開催場所が団体により決まる
  • 個人で申し込む公開テストとは異なる点数配分
  • 点数の信頼性は公開テストと同等である

TOEIC IPテストを受けるメリット

IPテストは、団体で受けることができるテストのことです。IPテストを受けるメリットについて紹介します。

IPテストを受けるメリット
  • 費用が安い
  • 受験のハードルが低い
  • スコア取得の練習に最適

費用が安い

学校や団体受験であるため、団体利用でTOEICテストを受けることができます。会社や学校が費用を負担してくれることもあるためやすく試験を受けることができます。

個人でかかる場合の受験料は以下にまとめました。¥3,500近く安く受験することができます。

受験料
TOEIC IPテスト4,230円
TOEIC 公開テスト7810円

受験のハードルが低い

申し込みや手続きがパソコン1台で受けることができます。また、実際の試験会場に行く必要はなく、インターネットがある環境ならどこでも気軽に試験を受けることができます。

スコア取得の練習に最適

オンライン試験の時間は公開試験と比べ短い傾向にあります。また、試験結果は受験後にすぐ確認することができるため現状の自分の実力を気軽に知ることができます。

TOEIC IPテストの注意点

TOEIC IPテストを受けるにあたって注意することを解説します。

IPテスト受験の注意点

公式認定証が発行されない場合がある
受験場所と日時は選べない
試験問題が過去問である

公式認定証が発行されない

TOEIC IPテストは公式認定証が発行されず、スコアレポートが発行されます。公式認定証が発行されないため実際に自分が受けたことを証明することができません。

就職活動などで企業にアピールしたいのであれば、公開テストを受験してスコアを取るようにしましょう。

受験場所と日時は選べない

受験場所や日時は受験者が指定することができません。

具体的に言うと、企業や団体が受験を申し込むため申し込んだタイミングで受験が決まります。そのため個人で受験のタイミングを決めることができません。

自分のタイミングで受験をしたいのであれば、公開テストを申し込むようにしましょう。

問題が過去問である

公開テストは毎回新しい試験問題が出題されます。一方、IPテストは公開テストの問題の再利用で出題されます。

問題が再利用されたことが問題になるわけではないですが見覚えのある問題が出題される可能性があるため正確な英語力測定にならない場合があります。

TOEIC IPテストの平均点はどのくらい?

TOEIC IPテストの平均点を紹介します。IPテスト全受験者の平均点と、大学生の受験者の平均点、最後に公開テストのテストの平均点も紹介します。

TOEIC IPテストの平均点
  • 過去3年間の平均点
  • 大学生の平均点
  • 公開テストの平均点

直近3年間の平均点は492点

過去3年間のIPテストの全受験者の平均点は以下の通りでした。

合計リスニングリーディング
2023年492点275点217点
2022年493点277点217点
2021年498点279点219点

大学生の平均点は471点

大学生の平均点は、以下の通りです。大学生のIPテストの平均点は471点でした。

合計リスニングリーディング
471点264点208点

学年別の平均点は以下の通りでした。学年があがるにつれて、平均点も上がっていますね。

合計リスニングリーディング
大学1年454点275点217点
大学2年468点277点217点
大学3年515点279点219点
大学4年545点304点242点

参考:公開テストの平均点は612点

また、TOEIC公開テストの平均点を紹介します。公開テストの全受験者の平均点は612点で、リスニング、リーディングは以下の通りでした。

合計リスニングリーディング
612点335点278点

大学生のTOEIC平均点は596点でした。

合計リスニングリーディング
596点325点271点

IPテストと公開テストの平均スコアの差は?

IPテストの平均点は492点、公開テストの平均点は612点と120点の差がありました。ここではIPテストと公開テストのスコアの差について解説します。

IPテストの平均点が低い理由
  • 受験者のモチベーションが異なる
  • 受験者数が異なる
  • 精度が異なる

受験者のモチベーションが異なる

まず、挙げられるのは受験者のモチベーションが異なることです。公開テストの受験者とIPテストの受験者では、対策にかけた時間が異なる可能性があります。

公開テストはIPテストとは異なり実際に会場で受ける試験であるため本番に備えて勉強をしてくる人が多いです。一方IPテストは、企業や団体が集団で受けるため試験に対するモチベーションが低い、あまり対策をしていない人が受験している恐れがあります。

受験者数が異なる

受験者数が異なるため、平均点が異なるという点です。それぞれの試験の受験者数は以下の通りでした。

  • 公開試験:746,178人
  • IPテスト:1,017,037人

公開試験よりもIPテストの方が受験者数が多く存在します。その上で先ほどのモチベーションが異なっていることを考えると受験者数の多いIPテストの方が平均点が低くなります。

精度が異なる

オンライン試験は公開試験と問題構成が大きく異なります。通常の公開テストでは2時間の試験で200問を解くのですが、オンラインの試験では1時間ほどで受けることができてしまいます。

異なる問題数でスコアを割り出しているため問題のオンライン試験の方が低くなりやすい可能性があります。

TOEIC IPテストの問題構成

公開テストと、IPテストでは試験の問題構成が大きく異なります。

問題構成の比較
  • IPテストの問題構成
  • 公開テストの問題構成

IPテストの問題構成

IPテストの問題構成は以下の通りです。IPテストの試験時間は約1時間です。試験時間はリスニングが約25分、リーディングが約37分です。

リスニング、リーディンぐともに2つのUnitからなります。Unit1で基本的な問題が問われ、その正答数に応じてUnit2で問題が20問出題されます。

Unitパート問題特徴問題数
Unit1パート1写真描写問題3
パート2応答問題4
パート3会話問題9
パート4説明文問題9
Unit2パート2応答問題5
パート3会話問題9
パート4説明文問題6
Unit1パート5短文穴埋め問題5
パート6長文穴埋め問題4
パート7読解問題16
Unit2パート5短文穴埋め問題7
パート6長文穴埋め問題4
パート7読解問題9

公開テストの問題構成

公開テストの問題構成は以下の通りです。公開テストの試験時間は2時間です。リスニングは45分で100問からなります。リーディングは75分で100問の問題数からなります。

公開テストの問題数は以下の通りです。

問題特徴問題数
パート1リスニング写真描写問題6問
パート2リスニング応答問題25問
パート3リスニング会話問題39問
パート4リスニング説明文問題30問
パート5リーディング短文穴埋め問題30問
パート6リーディング長文穴埋め問題16問
パート7リーディング読解問題54問

TOEICスコアは最低600点目指そう

ここでは、IPテストで何点目指すべきなのかについて解説します。結論から言うと、600点を目指しましょう。600点は公開テストで平均点レベルであり、基本的な英語力の証明レベルとされています。

ここでは、TOEIC600点から800点のレベルについて簡単に解説します。

600点から800点のレベル
  • 600点:ビジネスでも最低限必要とするレベル
  • 700点:海外出張を目指せるレベル
  • 800点:英語が強みになるレベル
  • 就活でアピールするなら

>>300点から800点の各レベルはこちらで解説中

600点:ビジネスでも最低限必要とするレベル

600点は、平均レベルです。基本的なビジネス英語に対する理解がある印象です。お店での注文や、メールの意図の理解などができるレベルです。TOEIC試験の平均点は600点台であるため基本的な英語力があるとみてもよいです。

英語ができない人ではないという判断をされます。必要最低限のコミュニケーションを取れる印象を持たれます。

700点:海外出張を目指せるレベル

学生で700点は、英語ができる印象を持たれます。短文でも長文でも比較的細部まで聞き取れるレベルです。

海外赴任を目指す方であれば、700点台は最低ラインと理解しておきましょう。多くの企業の国際部門では700点以上を必要とされています。

800点:英語が強みになるレベル

英語を強みとしてアピールできるスコアになります。

複雑な要求に対して対処できるレベルです。理系の就活生でも帰国子女の方や留学経験がある方など取れる方は限られます。自信持って就活でアピールして良い点数と言えます。

ほぼ全ての企業に通用するスコアと言えます。

就活でアピールするなら

就職活動でアピールするなら、700点は最低でも必要です。

まずは、600点を目指しそのあと700点を目指していきましょう。

TOEICテスト対策するなら用意しておきたい参考書

ここでは、200点伸ばすためにTOEICスコアを伸ばしていくための参考書を紹介します。実際、TOEICは少ない参考書でスコアアップさせることは可能です。初心者におすすめの参考書は主に3つ。

おすすめの参考書
  • 単語帳
  • 文法書
  • 公式問題集

これらの問題集を活用して勉強してみてください!

単語帳

まずは、TOEIC用の単語帳を1冊用意していきましょう。

TOEIC試験では、ビジネスで使われる単語が多く用いられます。そのため、ビジネス単語の理解を強化するためにもTOEIC専門の単語帳を用意しておきましょう。

初心者向けのTOEIC参考書は以下の記事で比較/解説をしています。

>>おすすめの単語帳を3冊解説!

文法書

文法書を用意しておきましょう。

TOEICのリーディングパートでは、文法問題が30問出題されます。この部分は得点源につながりやすいので参考書を用意して対策をすることをお勧めします。

英語中級者:文法の問題集
英語初心者:文法の解説書

公式問題集

問題演習用の参考書を1冊用意しましょう。おすすめは公式問題集です。

公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。2回の問題演習と復習を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。

イチ
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問題演習で全体像を把握しよう!

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また、実際に使ってみたレビューも紹介しています。

>>公式問題集をレビュー

短期間でスコアを伸ばすコツ

短期間でTOEICスコアを伸ばすコツについて紹介します。

短期間でスコアを伸ばすコツ
  • 勉強法を理解する
  • 隙間時間を活用する

勉強方法を理解する

短期間でスコアを伸ばすためには、TOEIC対策で必要なことや勉強方法について理解することです。

過去に筆者が2ヶ月でスコアを伸ばすために必要な勉強方法について解説しています。以下の記事からチェックしてみてください。

隙間時間を活用した勉強

短期間でスコアを伸ばすには隙間時間を活用する方法です。また、忙しい時ほど頭を使った対策に苦労しがちです。そこでおすすめなのはスタディサプリによる動画で勉強する方法です。

スタディサプリとは

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詳しくは以下のリンクからチェックできます。

モチベーションを維持するためのコツ

高いスコアを目指す上で、TOEICを勉強して挫折しないための3つのコツを解説します!

  • 習慣化する
  • 環境を整える
  • 目標を明確にする

習慣化する

独学で挫折しないためには勉強を習慣化することが大事です。習慣化すれば無理なく学習が継続できます。

毎日の生活の中に学習するルーティンを組み込んでみましょう。

・大学にいく前に単語学習
・授業帰りはカフェで学習
・寝る前は必ず単語を覚える
イチ
イチ

どれか1つでも1週間つづけることができたらかなりすごい!

最初の1歩!

環境を整える

学習環境を整えましょう。学習環境が整っていないと継続できず挫折してしまうからです。ぼくは学習環境を整えるために以下のことをしました。

・机に気が散るものはおかない
・家で集中できないならカフェなど外で勉強する
・スマホは電源を切る・近くにおかない

勉強せざるをえない環境を整えると挫折せずに継続できます!

イチ
イチ

特にカフェは周りの人が作業している環境なので刺激になります!

目標を明確にする

TOEICの目標スコアを明確にすると挫折しにくくなります。

達成した時の姿がイメージできやる気がでるからです。目標点数に加えて期限を決めると良いです!

目標や期限は下のように設定すると良いです!

・次の試験で700点を取る!正答率を7割に
・2ヶ月間毎日単語帳を見る時間を設ける
・休日は模試を解く

よくある質問:履歴書にかけるのか?etc…

最後に、よくある質問をまとめました。詳しくは公式サイトにも書かれているので合わせて参考にしてください。

>>TOEIC IPテスト公式よくある質問はこちら

よくある質問
  • 履歴書に書くことはできるのか
  • IPテストのオンラインは個人で受けることは可能か?
  • オンライン方式とマークシート方式でテスト内容は異なるのか?
  • IPテストの受験料はいくら?

履歴書に書くことはできるのか

TOEIC IPテストのスコアでも履歴書に書くことはできます。しかし、IPテストは公式認定証が発行されないため、企業によっては公開テストのスコアのみを認めている場合があります。

IPテストのオンラインは個人で受けることは可能か?

オンラインのテストはIPテストのみです。IPテストは団体専用の試験であるため個人で受けることはできません。

オンライン方式とマークシート方式でテスト内容は異なるのか?

異なります。オンラインは1時間で受けることができます。マークシート方式はオンライン同様に

IPテストの受験料はいくら?

L&Rテストの場合、試験料は4,230円です。公開テストは7,810円であるため安く抑えることができます。

まとめ:IPテストは実力確認に最適

本記事ではTOEIC IPテストについて解説しました。IPテスト受験のメリットは以下の通りです。

  • オンラインで受けることができる
  • 公開テストよりも短い試験時間
  • 公開テストよりも安く受験することができる
  • 受験後すぐに試験結果がでる

このように、たくさんのメリットがあります。しかし、あくまでそのときの英語力の実力確認のイメージとして実際の英語力は公開テストで受けるようにしましょう。

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