この記事はこんな人におすすめ!
・TOEICの結果が400点台だった
・とりあえず500点取りたい
・400点から100点伸ばすにはどうすればいい?
元TOEIC420点の筆者が解説します!
イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
TOEICで400点から500点を目指すためには、基礎力を固めることが重要です。私が実際に使った勉強方法とおすすめの参考書を紹介します。
400点から500点に上げるための勉強戦略
まず、400点から500点に伸ばすための戦略について解説します。特に重要なのは3つです。
です。このレベルでは、難しい文法よりも簡単な文を聞き取る力や単語や表現など基本的な英語力の土台を身につけることが大切です。また、100点伸ばす上で英語力にどのような差があるのかを明確にすることも大事です。
400点と500点のレベルの差を理解する
TOEICで400点と500点の差はどのようなレベルの違いなのかを理解しましょう。本記事では、リスニング、リーディングの予想スコアの差と400点レベルの英語力と500点の英語力の差について解説します。
・TOEIC400点と500点のスコアの差
・TOEIC400点と500点のレベルの差
TOEIC400点と500点のスコアの差
TOEIC400点と500点のレベルではどのくらいの差があるのかについてまとめました。ざっくりですが以下のような点数範囲になると考えます。
リスニング | リーディング | |
TOEIC400点台 | 200~300 | 130~230 |
TOEIC500点台 | 250~350 | 170~270 |
国際ビジネスコミュニケーション協会によると、それぞれのリスニング、リーディングの強み弱みは以下の通りです。
リスニング力のレベル差
ここでは、リスニングスコアが5〜270点と275~300点台とでリスニング力の強みと弱みを簡単にまとめました。
強み | 弱み | |
TOEIC400点台 (5~270点) | ・簡単な語彙や繰り返しのある情報は、主旨や目的を理解できる。 ・短い会話や写真描写では、一部の情報だけで詳細を把握できる。 ・話の最初や最後に提示された情報が問題と一致すれば、詳細が理解できる。 | ・短い会話でも、予想外の情報がない場合でも主旨や目的が理解できないことがある。 ・長い聴解文で、広範囲の情報や難しい語彙が関連付けられないと主旨や目的が理解できない。 ・複雑な構文や否定構文が含まれると、短い会話や長い聴解文の詳細を理解できない。 |
TOEIC500点台 (275~370点) | ・短い会話で簡単な語彙が使われていると、主旨や文脈を推測できる。 ・長い聴解文で情報の繰り返しや言い換えがあれば、主旨や目的を理解できる。 ・情報が繰り返され、最初や最後に提示されると、長い聴解文の詳細も理解できる。 | ・短い会話で応答が間接的、予測できない、または難しい語彙が使われると、主旨や文脈が理解できない。 ・長い聴解文で広範囲の情報を関連付けたり、難しい語彙が使われると主旨や目的が理解できない。 ・否定構文や複雑な構文が使われると、短い会話や長い聴解文の詳細が理解できない。 |
まとめると、リスニングでは以下のようなレベルの差があります。
語彙の理解:500点レベルでは、中級レベルの語彙まで理解できるのに対し、400点のレベルでは主に簡単な語彙が理解できる。
文の長さと繰り返し:500点レベルでは、長い聴解文でも繰り返しや言い換えがあれば主旨や詳細を理解できるが、400点のレベルでは、情報が何度も繰り返され、語彙が非常に簡単でないと詳細の理解が難しい。
会話の詳細理解:500点のレベルは、短い会話でも詳細まで理解できるのに対し、400点のレベルでは、簡単な部分だけ理解できる。
リーディング力のレベル差
ここでは、リーディングスコアが220~5点と320~225点台とでリスニング力の強みと弱みを簡単にまとめました。
強み | 弱み | |
TOEIC400点台 (5~270点) | ・あまり広い範囲を読む必要がない場合、文章中と同じ表現が使用されているときには、事実に基づく情報に関する問題に正答できる。 ・簡単な語彙やよく使用される句を理解できる。 ・規則に基づいた文法構造を理解できるが、スコアが120点以下の場合は成績が不安定になりがちである。 | ・文章中の情報について推測ができず、同じ単語や句を探すことに依存するため、事実に基づく情報の言い換えを理解できない。 ・一つの文中の情報を関連付けることができず、理解が浅くなることが多い。 ・限られた語彙しか理解できず、文法以外の難しい言語的要素がある場合は、簡単な文法構造さえも理解できない。 |
TOEIC500点台 (320~225点) | ・限られた長さの文章から簡単な推測ができ、一つまたは二つの文にわたる情報を関連付けることができる。 ・簡単な語彙を理解でき、中級レベルの語彙にも対応できる場合がある。 ・よく使用される文法構造を理解し、文法的に正しい選択肢を選べる。難しい語彙や情報の関連付けが必要な場合でも、文法に基づいた選択が可能。 | ・言い換えや情報の関連付けができず、同じ単語や句を探すことに頼ることが多く、事実に基づく情報を難しい語彙で言い換えた場合の理解が非常に限られている。 ・二つ以上の文にわたる情報を関連付けることができず、文脈を把握するのが難しいことが多い。 ・難しい語彙や慣用句、例外的な意味を理解できず、複数の類義語を区別することができない。また、複雑な文法構造も理解できない。 |
まとめると、リーディングでは以下のようなレベルの差があります。
理解の範囲: 500点レベルは限られた長さの文章から情報を推測したり関連付けたりする能力があり、より広範囲の情報理解が求められるのに対し、400点レベルはあまり広い範囲を読む必要がないため、限定的な情報に基づいている。
語彙のレベル: 500点レベルでは中級レベルの語彙も理解できる可能性があるが、400点レベルは簡単な語彙とよく使用される句に焦点を当てている。
文法の安定性: 500点レベルは文法的な理解が高く、複雑な要素にも対応できるのに対し、400点レベルの長所は規則に基づいた文法構造の理解に限られ、特にスコアが120点以下の場合には成績が不安定になりやすい。
400点と500点のレベルの差
400点と500点ではリスニング、リーディングそれぞれのレベルの差は以下の通りです。
400点と500点では、理解できる単語の量や理解できる範囲が100点の差であることがわかります。実際400点台の人はTOEICを初受験する方やリスニングを得意としない方といった対策の量が不足している印象があります。
これらの差をまずは埋めることが大事です。
100点伸ばすためには?
ここでは、400点から500点まで100点を伸ばすために必要な勉強時間や400点の強み、弱みに基づいて500点到達までに必要な勉強時間とやるべき対策の優先順位について解説します。スコア帯に応じて100点アップでもやるべき対策が異なります。
・必要な勉強時間の目安
・やるべき対策と優先順位
必要な勉強時間の目安
まず、TOEICで100点伸ばすためにはどのくらいの勉強時間が必要なのかについて理解しましょう。
オックスフォード出版局によると TOEICで100点を伸ばすためには220時間必要になります。TOEICスコアと勉強時間について以下のような関連性があることが知られています。例えば、650点のスコアを獲得するために必要な勉強時間がおよその目安で公開されていました。
現在のスコアレベル | 必要な勉強時間 |
250点 | 950時間 |
350点 | 700時間 |
450点 | 450時間 |
550点 | 225時間 |
650点 | 0時間 |
これらの表から分かるように100点伸ばすためには220時間ほどの勉強時間が必要ということになります。
220時間は1日3時間の勉強で73日(約2ヶ月半)ほどの勉強時間になります。以下に1日あたりの勉強時間と100点アップするのにかかる月日をまとめました。短期間で伸ばす場合ある程度の時間を毎日注ぐ必要があります。
スコアを伸ばす上ではある程度の勉強時間が必須であるといえます。なるべく早い段階から勉強するようにしましょう。
やるべき対策と優先順位
400点から500点まで伸ばすためにやるべき対策について解説します。先ほどの章でリスニングとリーディングの差についてまとめました。その結果優先順位上位3つは以下の通りです。
- TOEICの特徴と基本的な問題の解き方を知る
- 単語理解力を増やす
- リスニングの対策をする
筆者の経験も混じりますが、400点台の場合基本的な英語力があったとしてもTOEIC試験の特徴やTOEICで必要とする単語の理解力が欠けている可能性があります。400点台の場合まずはTOEICテストの基本的な特徴を理解することが重要です。そのうえで単語帳1冊理解するようにしましょう。
また、リスニングとリーディングとの点数差に注目しましょう。TOEICテストでは基本的にリスニングの方が高いスコアになりがちです。リーディングのほうが高かった場合、リスニング対策を行うと短期間で伸びる可能性があります。
学習にかけた時間とスケジュール
ここでは筆者自身が400点から500点までにかけた勉強内容や勉強時間について解説します。
- 勉強時間
- 当時の勉強指針
筆者の勉強時間
筆者の場合、TOEIC400点を取得したのは大学入学してすぐに受けた試験でした。その結果が420点でした。そこから期間が空き大学3年の6月に受けた試験結果が530点でした。
大学3年の4月ごろから勉強を開始したので2ヶ月〜3ヶ月ほどになります。加えて勉強時間も1日あたり30分から2時間とバラバラでした。
当時の勉強指針
筆者の場合、TOEICで頻出の単語やTOEIC試験の特徴を理解できていなかったため、単語とパート別対策の本を何度も読んでTOEICの基本を理解しました。この対策本の問題を何集も解いて期間内でリスニングやリーディングの基礎固めを行ないました。
少ない参考書を何周もすることが大事です。
使った参考書
実際に使用した参考書について解説します。当時の勉強方針からわかるように主に単語力の強化とパート別の対策を通じてTOEICの基本を理解するようにしていました。また、筆者は高校時代スタディサプリを活用していたこともあり関先生の参考書を使って、基本を理解しました。
丁寧な解説でわかりやすいことが特徴です。
単語帳:世界一わかりやすいTOEICテストの英単語
この単語帳は、TOEICに特化した単語を効率よく学べる内容が特徴です。単語の意味だけでなく、単語本来の意味や使い方や例文が掲載されているため、イメージで理解しやすいことが特徴です。また、イラストや図を用いて視覚的に記憶しやすく工夫されています。単語量がやや少ないですが見やすいことが特徴です。
文法書:関正生の TOEIC® L&Rテスト 文法問題 神速100問
この本の特徴は、100問という短い問題数ながら、TOEICに出やすい文法項目を的確に網羅している点です。文法問題に特化しているため、文法に弱い方や短期間でスコアを上げたい方に非常におすすめです。解説もシンプルで分かりやすく、基礎から応用までを効率的に学べます。
筆者の場合、大学受験で基本的な文法の理解があったためTOEICテストで出題されやすい文法問題の特徴と傾向を把握するために使いました。短期間で解くことができます。
パート別対策:世界一わかりやすいTOEICテストの授業 パート1〜4リスニング
リスニングパートの対策には、この参考書を活用しました。リスニングの形式に即した問題が収録されており、実際の試験に近い環境で練習できるのが大きな魅力です。また、CD音声が付属しているため、発音やリズムをしっかりと学ぶことができます。何度も繰り返し聴くことで、リスニングスキルが向上し、試験当日に自信を持って臨むことができました。
パート別対策:世界一わかりやすいTOEICテストの授業 パート7読解
リーディングパートの対策には、この参考書を使いました。特に、長文読解に焦点を当てた問題が豊富に掲載されているため、実践的なトレーニングができます。文章の要点をつかむ練習や、選択肢の選び方に関するテクニックも紹介されており、解答力を高めるのに役立ちました。分からないところは、しっかりと解説を読み込み、理解を深めるよう努めました。
TOEIC対策で用意しておきたい参考書
ここでは、TOEIC対策をしていく上で絶対に用意しておきたい参考書を紹介します。実際に勉強していく中で、おすすめの参考書を紹介します。TOEIC対策で必要な参考書は3つあれば大丈夫です。まずは、次の3冊を用意してみてください。
・単語帳
・文法書
・公式問題集
単語帳
まずは、TOEIC用の単語帳を1冊用意していきましょう。
TOEIC試験では、ビジネスで使われる単語が多く用いられます。そのため、ビジネス単語の理解を強化するためにもTOEIC専門の単語帳を用意しておきましょう。
初心者向けのTOEIC参考書は以下の記事で比較/解説をしています。
文法書
文法書を用意しておきましょう。
TOEICのリーディングパートでは、文法問題が30問出題されます。この部分は得点源につながりやすいので参考書を用意して対策をすることをお勧めします。
英語中級者:文法の問題集
英語初心者:文法の解説書
公式問題集
問題演習用の参考書を1冊用意しましょう。おすすめは公式問題集です。
公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。
2回の問題演習と復習を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。
問題演習で全体像を把握しよう!
また、実際に使ってみたレビューも紹介しています。
英語学習アプリとサイト
TOEIC対策で活用してほしいアプリを紹介します。スマホをTOEIC対策に取り入れてみてください!
・abceed
・mikan
隙間時間におすすめの対策方法
他のことと両立して対策をするには、隙間時間を活用する方法です。また、忙しい時ほど頭を使った対策に苦労しがちです。そこでおすすめなのはスタディサプリによる動画で勉強する方法です。
詳しくは以下のリンクからチェックできます。
理系大学生向けのTOEIC対策
理系学生のほとんどは、大学の授業や実験に追われて勉強時間の確保に悩みます。
実際、僕も非常に苦しみました。
そのため、継続的に勉強する習慣を作ることが最も大事なことです。以下に筆者が実践した、週2回実験とレポートに追われながらもスコアを上げた勉強を紹介します。
・単語の覚え方
・リスニング対策
・リーディング対策
忙しいからこそ、空いた時間で少しずつ取り組むようにしましょう。
大事なのは勉強の質よりも継続です。まずは習慣化を目指しましょう。
単語の覚え方
TOEICの語彙を強化するにはTOEIC用の英単語帳を1冊用意して仕上げることをお勧めします。
効率的に英単語の意味を覚えるためには、反復が大事です。
以下に、筆者がおすすめする単語帳の使い方を紹介します。
- ステップ0単語帳を4〜5分割して、範囲を分ける。
- ステップ11つ目の範囲を3周する。
- ステップ2次の範囲を3周する
- ステップ31つ前の範囲を1周する
- ステップ4ステップ2〜3を繰り返す
順番に説明します。
step0:単語帳を4〜5分割して、範囲を分ける。
簡単にいうと覚える範囲を小分けします。
単語帳1冊を1周するよりは、小分けした短い範囲を複数回繰り返すほうが反復しやすく定着しやすいです。
単語帳によりますが、4〜5つの範囲を作りましょう。
step1:1つ目の範囲を3周する。
まずは、1つ目の範囲を3周を目安に目を通しましょう。
このとき、1つ1つの単語は軽く目を通す程度で構いません。
英単語→日本語→英単語→日本語
の順ですらすらみていきましょう。
何周かしたときに英単語→日本語に時間がかかるものは印をつけておこう。
step2:次の範囲を3周する
2つ目(次)の範囲を3周しましょう。
Step1と同様、英単語→日本語で流し読みしていきましょう。
step3:1つ前の範囲を1周する
ここが、大事なポイントで、次の範囲を3周終えた後に前の範囲を1周しましょう。
定期的に覚えた範囲を復習することが大事です。
step4:ステップ2〜3を繰り返す
あとは、ステップ2と3を繰り返して単語帳を1周させましょう。
目標は1ヶ月で1周です。すぐに覚えられなくても良いので反復を意識しましょう!
・単語学習は反復が大事!
効果的なリスニング対策
リスニング対策で意識して欲しいことは2つあります。
TOEIC425点の場合、リスニング対策で実践してほしいことは単語の発音を理解することです。
英語苦手な方がリスニングで聞き取れない要因の1つに、
単語を聞き取れない
ことです。実際、わからない単語や聞き取れない発音を聞き取ると頭がフリーズします。このフリーズしている間に音声を聞き漏らし得点を逃す機会に繋がります。リーディングで理解できる単語でもリスニングになると内容を理解できなくなるのはこれが原因です。
リスニングのスクリプトを見ると案外、簡単な文章ばかりです。
そのため、単語帳を用いて英単語の発音と音声を聞いて意味を理解することが大事!音声は移動時間だけを使って対策しましょう!
単語の発音を聞く→意味がわかる
このスピードを高めよう!
リーディング力を高める方法
リーディング対策は、平日の夜や休日などの時間をつかってまとまって対策することがおすすめ!
基本的に、リーディングで取れないのはそもそもの語彙力に課題があります。
最優先でやるべきことは、単語帳で単語の理解を高めること!
そのうえで、問題集一冊用意してリーディング問題を解いてみましょう!また、問題集では解くことよりも復習することや解き直すことを徹底してください!
・理解できなかった単語をメモして暗記
・解いた問題に対する復習の徹底
・土日などまとまった時間に取り組もう!
スコアアップするためにやるべき勉強法
TOEICスコアをさらに伸ばすためのコツを紹介します。ここで紹介する勉強法は解いた問題をある程度復習できてから取り組むことがおすすめです。
やって欲しいことは3つ。
・音読
・シャドーイング
・ディクテーション
音読
音読とは、英語の文章を声に出して読む学習方法です。単に目で追うだけでなく、実際に発声することで、英語の音やリズムを体感的に学ぶことができます。
音読を通じて、発音、イントネーション、文法構造の理解が深まり、英語力の向上につながります。ただし、初心者がいきなり難しい文章に挑戦するのは避けましょう。
また、音読をする上での手順は以下の通りですすめてみましょう。
1) パート1、パート2のスクリプトを用意
2) まず黙読して内容を理解する
3) 声に出して読む(最初はゆっくりでOK)
4) 徐々にスピードを上げていく
5) 繰り返し練習し、滑らかに読めるようになることを目指す
音読を始める際は、短くて簡単な文章から始めるのがコツです。慣れてきたら、徐々に長文や難しい文章にチャレンジしていきましょう。
- 音読は、英語の文章を声に出して読む練習方法。
- 単語の正確な発音、文のリズム、イントネーションを身につけるのに効果的。
- 音読に取り組む際は、理解できる内容の文章から始め、徐々にレベルを上げていくことが大切です!
完璧になるには時間がかかりますが、継続的な練習で確実に上達していきます。自分のペースで焦らず取り組むことが大切です。
より具体的な効果や方法については、こちらの記事で解説しています。
シャドーイング
シャドーイングとは、英語を聞き取りながら、その音声を真似しながら声に出す方法です。
英語の音声が読まれたらすぐに声に出すことで聞いた音を形にしています。正しく発音できていれば、単語の認識ができている証拠になります。
反対に聞き取れない、うまく言えない場合、単語の発音が理解できていない状態になります。そのためいきなりシャドーイングに取り組むことはお勧めしません。
シャドーイングを行うことで発音、アクセントの理解と向上につながります。
スクリプトでは、わからない表現を学べます
1)TOEIC公式問題集の音声を用意。(まずはパート1、パート2から)
2)スクリプトの文章を見ながらシャドーイングを行う。(発音を意識)
3)問題文に対する理解が深まったら、スクリプトなしでシャドーイングに挑戦してみる。
いきなり、シャドーイングを始めることは難しいです。
まずは、スクリプトを見ながら短い文章で始めていきましょう。
完璧にできるようになるには時間がかかります。
- シャドーイングは、音声を聴きながら同時に声に出して繰り返す練習。
- 英語のリズムやイントネーションに慣れることで、リスニング力が向上する。
- シャドーイングに取り組む際は、解いた問題をある程度復習した段階で取り組むようにしましょう!
ディクテーション
ディクテーションとは、英語を聞き取りながら、その音声を文字にして書き起こす方法です。
シャドーイングでは、聞いた音声を声に出すのに対し、ディクテーションは書く方法です。
書取りになるため、難易度が上がりますが正しく単語を認識できているかの確認につながるためお勧めです。
1)音声を聞き取りながら、書きとる。おすすめはパート1、パート2。
2)書き取った内容をスクリプトと照らし合わせて確認する。
単語のスペルの確認にもなるだけでなく、書いていく中で文の構造の理解に繋げることができ文構造から単語を推定することができるようになります。
文構造がわかると、パート5の対策につながります。
- ディクテーションは、音声を聴き取り、書き取る練習。
- 細かい音の違いや発音に敏感になることで、リスニング力が向上する。
まずは、音読から取り組んでみましょう。
対策で失敗したこと、TOEIC対策の落とし穴
当時は600点を目標に勉強していました。しかし、結果は500点台と大きな差がありました。この当時の対策方法で600点に届かなかった要因がありました。
それは、全体演習を行わなかったことです。
当時、ビジネスに関する英語力を伸ばすことに力を入れていました。しかし、それだけではスコアを伸ばすことはできません。体力や忍耐力が必要になります。
TOEICテストは2時間にわたる試験です。リスニング45分、リーディング75分の合計120分の試験です。この120分間集中して解き続ける力が必要になります。
筆者の場合、最初の頃はパート別に短時間で少しずつ勉強する方法で対策をしていました。そのためパートのコツや解き方を理解は十分にしていました。しかし公式問題集といった2時間通して試験を解く練習を怠っていました。その結果、本番でリスニング、リーディング共に途中で集中力が切れてしまったのです。
加えて、試験の雰囲気にかなり緊張していました。
そのため試験全体を理解することを絶対にしましょう。2時間使って問題を解く練習をしておきましょう。
モチベーションを維持するためには?
高いスコアを目指す上で、TOEICを勉強して挫折しないための3つのコツを解説します!
・習慣化する
・環境を整える
・目標を明確にする
習慣化する
独学で挫折しないためには勉強を習慣化することが大事です。習慣化すれば無理なく学習が継続できます。
毎日の生活の中に学習するルーティンを組み込んでみましょう。
・大学にいく前に単語学習
・授業帰りはカフェで学習
・寝る前は必ず単語を覚える
どれか1つでも1週間つづけることができたらかなりすごい!
最初の1歩!
環境を整える
学習環境を整えましょう。学習環境が整っていないと継続できず挫折してしまうからです。ぼくは学習環境を整えるために以下のことをしました。
・机に気が散るものはおかない
・家で集中できないならカフェなど外で勉強する
・スマホは電源を切る・近くにおかない
勉強せざるをえない環境を整えると挫折せずに継続できます!
特にカフェは周りの人が作業している環境なので刺激になります!
目標を明確にする
TOEICの目標スコアを明確にすると挫折しにくくなります。
達成した時の姿がイメージできやる気がでるからです。目標点数に加えて期限を決めると良いです!
目標や期限は下のように設定すると良いです!
・次の試験で600点を取る!
・2ヶ月間毎日単語帳を見る時間を設ける
・休日は模試を解く
まとめ
本記事ではTOEIC400点から500点に伸ばすために必要な英語力や勉強内容について筆者の経験をもとにまとめました。ある程度のスコアが取れないうちは試験対策のモチベを失ったり不安になることがありますが、僕自身その1人としてコツコツ伸ばすことができています。
次はあなたの番です。まずは500点台突破を目指して継続的に勉強をしましょう。
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