この記事はこんな人におすすめ!
・TOEICって書き込み大丈夫なの?
・なぜ書き込みダメって言われてる?
・実際はどう?
元TOEIC420点の筆者が解説します!
イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
TOEICテストは書き込みどう?実際は?
まず初めに言うと、TOEIC試験では、問題用紙への書き込みが一切禁止されています。
この規則は受験者が試験を受ける際に非常に重要な注意点となります。本記事では、この書き込み禁止ルールについて詳しく解説し、その理由や対策方法を紹介します。
TOEICの書き込み禁止ルール
TOEIC試験の書き込みについていくつかのルールがあります。本記事ではその禁止事項について解説していきます。禁止事項は以下の通り。
以上からわかるように、基本的に問題用紙への書き込みは禁止です。
よくあるスラッシュリーディングや、接続詞の線引きなどの行為は禁止行為とされています。
マークシートへ記入しかできないということです。
書き込み禁止の理由
TOEICで書き込みが禁止されている理由は、主に以下の3つです。
カンニング防止
問題用紙に書き込みが許可されてしまうと、試験会場内は他の受験者が近くにいるため、他人の書き込みが視界に入ることがあります。これを防ぐため、書き込みを禁止することで、試験の公平性を保つとともに、すべての受験者が同じ条件で試験を受けられるようにしています。
問題漏洩の防止
試験問題は厳格に管理されていますが、書き込みを許可すると、受験者が自分の解答や解説、解けなかった問題を記録し、後日他者に伝える可能性があります。これにより、試験問題が外部に漏洩してしまうリスクが高まります。
問題の漏洩を防ぐためには、受験者が書き込みを行わないようにすることが最も効果的な手段となります。このような対策は、試験の機密性を守るために不可欠です。
実際の英語力の測定
TOEICは、実践的な英語力を測定する試験です。問題用紙に書き込みが許されると、受験者は解答を補助するために自分のメモや翻訳を頼りにしてしまうことがあります。しかし、英語の試験で本当に重要なのは、与えられた情報を基にどれだけ迅速に正確に理解し、解答できるかです。
書き込みなしで問題を解くことで、実際の英語力がより正確に測定され、受験者の英語運用能力が真に評価されることが期待されます。
英語力以外にも、情報処理、時間管理などを活用していきましょう。
万が一、書き込みがバレた場合
もし書き込み禁止ルールに違反した場合、以下のような結果が生じることがあります。ペナルティと、もし書き込みをしてしまった場合の対処法について紹介します。
起こりうるペナルティ
TOEIC公式サイトによると、問題用紙への書き込みによって以下のようなペナルティが発生する可能性があります。
このような処罰を避けるためにも、規則を守ることが非常に重要です。
間違って書き込んだら、消しゴムで消すこと
もし、試験中に問題用紙に書き込みをした場合は、素早く消しゴムで消すようにしましょう。
TOEICの試験に備えるための対策
大学までの英語のテストでは、問題用紙への書き込みが可能でした。そのため、TOEICの形式になれず書き込みたくなってしまいます。TOEICテストでは書き込みができないため日頃の問題演習では書き込みしないことを意識するようにしましょう。書き込み禁止に慣れるためには、以下の対策を実施することをお勧めします。
勉強中から書き込みせずに問題を解く練習
日頃の学習から、書き込みをせずに問題を解く習慣をつけましょう。問題演習をするときは、問題集に書き込みをしないことを意識して解くようにしましょう。
とくにリーディングパートでは上から読んで問題を解く練習をしましょう。線を引く行為などができないため設問を順番に解きながら問題文を読み進めるようにしましょう。
TOEICの設問は問題文の順序と同じです。
頭の中で情報を整理する能力を養う
情報を整理するために、問題を解く前に一度自分の考えを整理することが大切です。特にリーディングでは設問で問われている部分まで読み進めた段階で整理するようにしましょう。情報を整理するために意識してほしいことは以下の通り。
日頃から1回で問題を解き切れるように練習しましょう。
リスニングでは1回で聞き取る練習
TOEICのリスニングセクションでは、メモを取ることができません。集中してリスニングを聴き、必要な情報を頭の中で整理する練習をしましょう。
その他のTOEICテストの禁止事項
先ほど触れた書き込み以外にも、TOEICテストでは禁止されていることがいくつかあるので紹介します。
TOEICテストの禁止事項
TOEIC試験中の行為で禁止されているのは以下の項目
問題用紙への書き込み
問題用紙へのあらゆる書き込みが禁止されています。文字だけでなく、○やX、下線なども含まれます。万が一、記入した場合は速やかに消しゴムで消すようにしましょう。
撮影・録画・録音・複写
試験問題や試験会場の撮影、録画、音声の録音、問題の複写は厳禁です。
問題冊子・解答用紙の持ち出し
試験会場から問題用紙や解答用紙を持ち出すことはできません。試験終了後は試験官が問題冊子を回収されます。
試験教室内での食事
ガムや飴を含め、試験教室内での食事は禁止されています。持ち込むことは可能ですが、教室内では控えるようにしましょう。臭いなどが影響を与える可能性があります。
なお、飲み物は試験中でも飲むことが可能です。
カンニング行為/回答の援助を受ける。
周囲を見渡したり、不審な動きをしたりするなど、カンニングと疑われる行為は禁止です。またそれに関連して、試験中にメッセージや音声通話などによる援助を受けることは禁止です。
電子機器類の使用
スマートフォンなどの電子機器の使用は禁止です。先ほどに関連しますが、試験中のカンニングや、通知音による試験の妨げになる恐れがあるため、使用は禁止です。
電子機器類の持ち込みはできるのですが、試験前に電源を切ることが義務付けられています。
試験前に、電源を切る時間が用意されています。そのタイミングで電源を切りましょう。
試験の進行に関する禁止事項
試験の進行中に禁止されている項目もあります。2点紹介します。
試験開始前・終了後に問題をみる・解く
試験開始前に問題文を開いてみることや解くことは禁止されています。試験開始前に問題文を開かないようにしましょう。また、試験終了後は速やかに問題を解くことをやめるようにしましょう。試験官の終了合図の後は、問題を解くことはできません。
見れないよう問題集に青いテープが貼られています。
リスニング中にリーディングの問題を見る・解く
リスニング試験中に、リーディングの問題を見ることは禁止されています。TOEICではリスニングから先に始まるためリーディングはリスニングが終わった後に解く必要があります。そのため、リスニング時間中にリーディングを解くことは禁止です。
まとめ
本記事では、TOEIC試験の書き込みが禁止されている理由について紹介しました。TOEICで書き込みが禁止されているのは以下のような理由があります。
TOEIC試験における書き込み禁止ルールは、受験者の試験環境を守るため、また試験の公平性を確保するために必要なものです。これらのルールを理解し、違反しないように注意しましょう。試験に備える際は、書き込みなしで問題を解く練習を行い、頭の中で情報を整理する能力を養っていくことが重要です。
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