この記事はこんな方におすすめ
TOEICの勉強法が知りたい
とりあえず公式問題集を買ってみたけど、どう使えば良いかわからない
とりあえず600点は取りたい
本記事ではTOEIC L&Rテスト公式問題集を活用した勉強法について紹介します!
イチ
・英語とにかく苦手な過去
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
公式問題集とは
公式問題集は、TOEICを開発・制作機関であるETS(Educational Testing Service)によって作られた問題集です。
現在11冊のシリーズが出されています。
公式問題集11:2024年7月19日発売
公式問題集10:2023年10月17日発売
公式問題集9:2022年10月15日発売
公式問題集8:2021年10月15日発売
公式問題集7:2020年12月4日発売
公式問題集6:2020年2月21日発売
公式問題集5:2019年6月21日発売
公式問題集4:2018年10月10日発売
公式問題集3:2017年12月8日発売
公式問題集2:2017年2月17日発売
公式問題集1:2016年10月14日発売
最新版は公式問題集11です。
公式問題集の構成と特徴
ここでは、公式問題集の問題構成と特徴について紹介します。
【参考】TOEICの問題構成
TOEIC L&Rの問題構成は次のようになります。リスニング100問(1〜100)、リーディング100問(101〜200)で構成されています。
パート | L & R | 問題番号 | 問題数 | 問題特徴 |
1 | リスニング | 1~6 | 6問 | 写真描写問題 |
2 | リスニング | 7~31 | 25問 | 短文応答問題 |
3 | リスニング | 32~70 | 39問 | 会話問題 |
4 | リスニング | 71~100 | 30問 | 説明文問題 |
5 | リーディング | 101~130 | 30問 | 短文穴埋め問題(文法) |
6 | リーディング | 131~146 | 16問 | 長文穴埋め問題 |
7 | リーディング | 147~200 | 54問 | 文章問題 |
試験時間としては全体で2時間(リスニング45分、リーディング75分)です。公式問題集を通じて時間配分など試験全体を把握することができるため、初心者でもおすすめな1冊です。
公式問題集の特徴
公式問題集の特徴は以下の通り。
・テスト2回分収録(合計400問)
・音声CD付き
・リスニングだけでなくリーディングの音声付き
・正答数に合わせたスコア換算表が収録
・問題は本番試験を制作しているETSによって作成
公式問題集を使ってみた感想はこちらの記事で紹介しています。
目標正答数
ここでは、600点突破するために必要な目標スコアについて紹介します。
では、実際にTOEIC600点取得するための正答率はどのくらいなのでしょうか。大まかにいうと6割解ければ大丈夫です!
ここでは参考までに、僕が目標にしていた戦略を紹介します。
パート | 正答数 | 正答率 |
パート1 | 4 | 66% |
パート2 | 18 | 72% |
パート3 | 23 | 59% |
パート4 | 17 | 56% |
パート5 | 20 | 66% |
パート6 | 10 | 62.5% |
パート7 | 28 | 51% |
合計 | 120 | 60% |
TOEICテストの場合、パート3、4、7の難易度が少し高いです。そのため、それ以外のパートの正答率を上げることでパート3、4、7をカバーするようにして
公式問題集の解き方を3ステップで解説
ここでは、苦手箇所を把握する方法を紹介します。
公式問題集を以下の通りに進めてください。
1 時間制限ありで模試を1回分解く
2 同じ模試を時間制限なしで解く
3 答え合わせをする
1 時間制限ありで模試を1回分解く
まずは本番環境と同じく、時間制限ありで模試1回分を解いてください。
・時計かストップウォッチを準備
・リスニングは音声に従って解く
・リスニングPart4が終わった瞬間から、75分以内にリーディングパートを解く
時間になったら解くのをストップしましょう。
ここで答え合わせをせず、次の2にいきます。
公式問題集は同じ参考書を何度も使います。そのためマークシートは印刷して使おう。
2 同じ模試を時間制限なしで解く
次は同じ模試を時間制限なしで解きます。時間に追われる焦りがなくなり本来の実力がわかるからです。
・リスニング:音声を聞いた後、音声を停止して考えてもok。だたし音声を聞くのは1回のみ
・リーディング:時間無制限で一通り解いてみる。
連続で模擬試験を受けるのはしんどいので、分けることをおすすめします。次のようにしています。
・2回目の模擬試験は翌日など少し時間を空ける
・各パート分けて解く。1日目part1と2、2日目パート3と4みたいな感じ
すぐに2回目を解くと問題を覚えたままやることになるので、感覚を空けるのはオススメ
3 答え合わせをする
時間制限ありとなし、それぞれ答え合わせをします。
時間制限あり:試験本番でとれるであろう想定スコア
時間制限なし:本来の実力
時間なしの方がスコアが高くなるのは、時間に追われる焦りがなくなり、じっくり考える時間が増えたから。
本番で実力を発揮するためには、時間ありとなしでのスコアの差を埋めていく必要があります。
丸つけが終えたらパート別の正答率や、合計正答数から換算点を算出してみてください。
2回目の模試で間違った問題は、回答を読んで完璧に理解するまで復習しましょう。間違った問題を曖昧にすると、実力がつかないので注意が必要です。
公式問題集でスコアアップするための勉強法
TOEIC対策で大事なのは、復習です。
問題を解く時間よりも、解いた問題に復習に時間を割きましょう。
リスニング対策
TOEICはリスニングが得点源になりやすいです。
そのため、先にリスニングの強化に力を入れましょう!
先に単語帳で発音を理解できるようになることができたら、実際に問題演習を行い、解いた問題でリスニング強化しましょう!
何度も聞いて、スクリプトの文章の単語をちゃんと聞き取ることができるかが大事!
リスニング力をさらに伸ばすためのコツを紹介します。解いた問題をある程度復習できてから取り組むことがおすすめです。
やって欲しいことは2つ。
・シャドーイング
・ディクテーション
シャドーイング
シャドーイングとは、英語を聞き取りながら、その音声を真似しながら声に出す方法です。
英語の音声が読まれたらすぐに声に出すことで聞いた音を形にしています。正しく発音できていれば、単語の認識ができている証拠になります。
反対に聞き取れない、うまく言えない場合、単語の発音が理解できていない状態になります。そのためいきなりシャドーイングに取り組むことはお勧めしません。
シャドーイングに取り組む際は、解いた問題をある程度復習した段階で取り組むようにしましょう!
ディクテーション
ディクテーションとは、英語を聞き取りながら、その音声を文字にして書き起こす方法です。
シャドーイングでは、聞いた音声を声に出すのに対し、ディクテーションは書く方法です。
書取りになるため、難易度が上がりますが正しく単語を認識できているかの確認につながるためお勧めです。
まずは、シャドーイングから取り組んでみましょう。
リーディング対策
最後にTOEICのリーディング強化です!
やるべきことはシンプルで、解いた問題の復習だけです!筆者の経験上、なぜリーディングの問題で解けなかったかを明確にし解けなかった文章を何度も読むことが大事です!
解いた問題を解き直そう!
音読
ある程度もんだいの復習ができたら音読をしてみましょう。
英文の読むスピードは音読するスピードに近いです。速読するためには文章になれて音読するスピードを上げることが大事です。
音読で意識して欲しいのは以下の通り
パート別の苦手対策
各パートの対策方法の前に、TOEIC全体で使えるコツを知る必要があります。TOEICは解き方や戦略を知らないとハイスコアが取れないからです。
この部分は今後別の記事で紹介していきます。
Part1、2が苦手
対策:単語を正しい音と一緒に覚える
対策:シャドーイングする
対策:コツの記事を読むこと
パート3、4が苦手
パート3、4が苦手な場合の原因と対策は以下の通りです。パート1、2で原因と対策は同じです。
対策:単語を正しい音と一緒に覚える
対策:シャドーイングする
対策:コツの記事を読むこと
パート5と6が苦手
パート5と6の苦手な場合の原因と対策は以下の通り
対策:単語を正しい音と一緒に覚える
対策:公式問題集で間違えた箇所の文法を理解する
対策:コツの記事を読むこと
パート7が苦手
Part7が苦手な人の対策を紹介します。
対策:単語を正しい音と一緒に覚える
対策:スラッシュリーディングをマスターする
対策:コツの記事を読むこと
対策:毎日ネットニュースを読んで長文になれる
まとめ
本記事では、TOEICの公式問題集を活用した勉強法を紹介しました。
たった2回分しか模試が収録されていませんが、この2回分を何度も解いて復習をしっかり行うことで、問題に慣れ英語力の強化に繋げることができます。
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