この記事はこんな人におすすめ!
・TOEICのリスニングで250点のレベルが知りたい
・リスニングで300点以上を取れるようにしたい
・いったんL&Rで600点を取得したい!
この記事では、TOEICリスニングで250点から300点突破するために必要な勉強について紹介します。
イチ
・英語が苦手
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
TOEICリスニング250点のレベル
TOEIC250点は正答率でいうと50%となります。全体だと400点〜500点台のレベルになります。
スコアの内訳と分布
TOEICリスニングで250点はどのくらいのスコアレベルなのでしょうか。最近のスコア結果を元に考えていきます。下の画像は、2024/03/17地点のリスニングのスコア分布です。250点は偏差値35くらいでした
リスニングが300点台方がおおくいるため、250点は平均と比較すると下の方です。
TOEICリスニングの平均スコア
TOEICスコアのリスニングは5〜495点まで5点刻みで表示されます。
直近の試験結果では、リスニングの平均点は大体330点台でした。
試験回 | 平均点(リスニング) |
349回 | 332点 |
348回 | 333点 |
347回 | 339点 |
346回 | 338点 |
そのため、250点は平均より下回ります。
本記事では、250点から330点(平均)まで伸ばす方法を解説していきます。
リスニング250点のリアルな実力
TOEICのリスニングの方で250点取得できる方の現状の実力を紹介します。
TOEICを運営している一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会では、リスニングのスコアレベルの説明が下のようにされてます。
要約すると以下の通りです。できること、課題なところを解説します。
・短い写真描写では写真の主旨を理解できる。
・長い聴解文では情報が繰り返されたり簡単な語彙が使われると理解できる。
・短い会話や写真描写では簡単な語彙や話の一部を理解することで詳細を把握できる。
・必要な情報が話の最初か最後のとき、問題と一致すると詳細を理解できる。
・短い会話でも全体の理解ができない。
・短い会話では難しい語彙や複雑な構文、否定構文を理解できない。
・長い聴解文では必要な情報が途中で提示されると理解できない。また、言い換えや難しい文法構造も理解できない。
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
スコア Strength(長所) Weakness(弱点) 270~5
一般的に以下の長所が認められます。
・写真描写において、写真の主旨に関する短い(一文の)記述が理解できる。
・長い聴解文において、情報が何度も繰り返されたり、語彙が簡単なときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できることもある。
・短い会話や写真描写において、語彙が簡単で、話のごく一部を理解すればよいときは、話の詳細や写真に関する記述が理解できる。
・長い聴解文において、解答に必要な情報が話の最初か最後に提示され、問題中に使用されている表現と一致するときは、話の詳細が理解できる。一般的に以下の弱点が認められます。
・短い会話において、表現が直接的で、予想外の情報が提示されることがなくても、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できない。
・長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるとき、もしくはやや難しい語彙が使用されるときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できない。
・短い会話において、やや難しい語彙が使用されるとき、もしくは構文が複雑なときは、話の詳細が理解できない。否定構文が使用されるときは、詳細が理解できない。
・長い聴解文において、解答に必要な情報が話の途中で提示されたときは、話の詳細が理解できない。言い換えられた情報や難しい文法的な構造が理解できない。
このレベルでは、簡単な単語や中級レベルは理解できるものの、難しい表現や内容の意図を汲み取り切るところまではまだできないところです。
ある程度英語の単語に慣れてきて、簡単な文章(パート2)では理解して正解ができているレベルになります!パート3、4など少し長い音声に慣れていく必要があります。
+50点伸ばすために必要な勉強時間と戦略
250点レベルから+50点の300点台に伸ばすために必要な勉強時間はどのくらいなのか解説します。
+50点伸ばすために必要な勉強時間
リスニングでさらに50点伸ばすために必要な勉強時間について解説します。
オックスフォード大学出版局によると、100点のスコアを獲得するために必要な勉強時間は大体200〜250時間がおよその目安です。
そのため+50点であれば、100〜125時間程度の勉強時間が必要になる計算です。より短時間で実現するためには戦略を立てることや、コツを理解することが大事になります。
+50点伸ばすための戦略
実際にリスニングで250点から300点に伸ばすための戦略について考えてみます。あくまで筆者の経験にはなりますので参考にしてみてください。意識するべきことは以下にまとめます。
短期間でスコアを伸ばすコツ
短期間でTOEICスコアを伸ばすコツについて紹介します。
勉強方法を理解する
短期間でスコアを伸ばすためには、TOEIC対策で必要なことや勉強方法について理解することです。
過去に筆者が2ヶ月でスコアを伸ばすために必要な勉強方法について解説しています。以下の記事からチェックしてみてください。
隙間時間を活用した勉強
短期間でスコアを伸ばすには隙間時間を活用する方法です。また、忙しい時ほど頭を使った対策に苦労しがちです。そこでおすすめなのはスタディサプリによる動画で勉強する方法です。
詳しくは以下のリンクからチェックできます。
リスニング対策で最低限用意したい参考書
リスニング対策で最低限用意しておくべき参考書たちを紹介します。持っていない方は、ぜひチェックしてみてください。
単語帳
まずは、単語帳を用意しましょう。TOEIC用の専門単語を理解するようにしましょう。単語帳を活用したリスニング対策はこの後紹介します。
リスニングの解き方本
TOEICのリスニングの解き方を理解しましょう。
250点台であれば、コツや対策によってスコアをさらに伸ばすことができます。参考書でおすすめなのは、関正生さんの世界一わかりやすいTOEICテストのリスニング対策です。
公式問題集
問題演習用の参考書を1冊用意しましょう。おすすめは公式問題集です。
公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。2回の問題演習と復習を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。
問題演習で全体像を把握しよう!
リスニングで250点から平均点取るために必要な勉強法
TOEICリスニングで250点の人がさらにスコアUPしていくために必要な勉強内容について解説します。
【優先】基礎力をさらに固める
まずはリスニングの基礎力の向上を目指しましょう。基礎力を伸ばすために必要なのは2点
単語帳でリスニング対策
単語帳でリスニング対策をするなら、CD付きの単語帳、あるいはアプリの使用がおすすめ!
単語の意味の確認だけでなく、発音の確認を行いましょう。音声を聞いて、単語を認識し単語の発音から意味を導く練習をしましょう。単語帳の音声機能は、単語が発音されて、単語の意味が読まれるため単語帳を開かなくても大丈夫です!
単語帳の音声を活用しよう!
おすすめの単語帳は以下でも紹介しています!
毎日リスニング音声を聴く
できるだけ毎日リスニングの音声を聴くようにしましょう!
リスニングを伸ばすためには、英語の音声に耳を慣らすことが大事です。継続的に取り組めるものを選ぶことがおすすめです!
日常の生活の中で、リスニングする時間を取り入れるように工夫しましょう!
おすすめは下にまとめました。
・TOEICのリスニングの音声
・YouTubeの活用
・TEDを活用する
電車の中など移動中を有効活用したいです!僕は、英会話でリスニングしてます!
リスニングの解き方を理解する
TOEIC特有のリスニングはコツがあります。以下の記事で解説しています。
問題集でリスニング対策
ここでは、TOEICのリスニングのスコアを伸ばすための対策を紹介します。結論、公式問題集一冊で大丈夫です!
公式問題集のリスニングパートを活用しましょう。おすすめの使い方は、以下の流れで書くと良いです。
1)公式問題集の問題を解く。
2)答え合わせ
3)解いた問題の復習、単語の意味、単語の聞き取りなど
リスニング力を伸ばすためには、問題を解くことよりも解いた問題の復習に力を入れましょう!公式問題集のリスニングは100問あるので、復習に時間がかなりかかります。パートごとの復習することがおすすめ!
問題をたくさん解くことよりも解いた問題をたくさん復習することのほうが大事!
また、リスニング対策だけでなく公式問題集の活用の仕方そのものも解説しています。
【応用】リスニング力向上のコツ
リスニング力をさらに伸ばすためのコツを紹介します。解いた問題をある程度復習できてから取り組むことがおすすめです。
やって欲しいことは3つ。
音読
音読とは、英語の文章を声に出して読む学習方法です。単に目で追うだけでなく、実際に発声することで、英語の音やリズムを体感的に学ぶことができます。
音読を通じて、発音、イントネーション、文法構造の理解が深まり、英語力の向上につながります。ただし、初心者がいきなり難しい文章に挑戦するのは避けましょう。
また、音読をする上での手順は以下の通りですすめてみましょう。
1) パート1、パート2のスクリプトを用意
2) まず黙読して内容を理解する
3) 声に出して読む(最初はゆっくりでOK)
4) 徐々にスピードを上げていく
5) 繰り返し練習し、滑らかに読めるようになることを目指す
音読を始める際は、短くて簡単な文章から始めるのがコツです。慣れてきたら、徐々に長文や難しい文章にチャレンジしていきましょう。
- 音読は、英語の文章を声に出して読む練習方法。
- 単語の正確な発音、文のリズム、イントネーションを身につけるのに効果的。
- 音読に取り組む際は、理解できる内容の文章から始め、徐々にレベルを上げていくことが大切です!
完璧になるには時間がかかりますが、継続的な練習で確実に上達していきます。自分のペースで焦らず取り組むことが大切です。
より具体的な効果や方法については、こちらの記事で解説しています。
ディクテーション
ディクテーションとは、英語を聞き取りながら、その音声を文字にして書き起こす方法です。
シャドーイングでは、聞いた音声を声に出すのに対し、ディクテーションは書く方法です。
書取りになるため、難易度が上がりますが正しく単語を認識できているかの確認につながるためお勧めです。
1)音声を聞き取りながら、書きとる。おすすめはパート1、パート2。
2)書き取った内容をスクリプトと照らし合わせて確認する。
単語のスペルの確認にもなるだけでなく、書いていく中で文の構造の理解に繋げることができ文構造から単語を推定することができるようになります。
文構造がわかると、パート5の対策につながります。
- ディクテーションは、音声を聴き取り、書き取る練習。
- 細かい音の違いや発音に敏感になることで、リスニング力が向上する。
まずは、音読から取り組んでみましょう。
シャドーイング
シャドーイングとは、英語を聞き取りながら、その音声を真似しながら声に出す方法です。
英語の音声が読まれたらすぐに声に出すことで聞いた音を形にしています。正しく発音できていれば、単語の認識ができている証拠になります。
反対に聞き取れない、うまく言えない場合、単語の発音が理解できていない状態になります。そのためいきなりシャドーイングに取り組むことはお勧めしません。
シャドーイングを行うことで発音、アクセントの理解と向上につながります。
スクリプトでは、わからない表現を学べます
1)TOEIC公式問題集の音声を用意。(まずはパート1、パート2から)
2)スクリプトの文章を見ながらシャドーイングを行う。(発音を意識)
3)問題文に対する理解が深まったら、スクリプトなしでシャドーイングに挑戦してみる。
いきなり、シャドーイングを始めることは難しいです。
まずは、スクリプトを見ながら短い文章で始めていきましょう。
完璧にできるようになるには時間がかかります。
- シャドーイングは、音声を聴きながら同時に声に出して繰り返す練習。
- 英語のリズムやイントネーションに慣れることで、リスニング力が向上する。
- シャドーイングに取り組む際は、解いた問題をある程度復習した段階で取り組むようにしましょう!
モチベーションを維持するためのコツ
高いスコアを目指す上で、TOEICを勉強して挫折しないための3つのコツを解説します!
習慣化する
独学で挫折しないためには勉強を習慣化することが大事です。習慣化すれば無理なく学習が継続できます。
毎日の生活の中に学習するルーティンを組み込んでみましょう。
・大学にいく前に単語学習
・授業帰りはカフェで学習
・寝る前は必ず単語を覚える
どれか1つでも1週間つづけることができたらかなりすごい!
最初の1歩!
環境を整える
学習環境を整えましょう。学習環境が整っていないと継続できず挫折してしまうからです。ぼくは学習環境を整えるために以下のことをしました。
・机に気が散るものはおかない
・家で集中できないならカフェなど外で勉強する
・スマホは電源を切る・近くにおかない
勉強せざるをえない環境を整えると挫折せずに継続できます!
特にカフェは周りの人が作業している環境なので刺激になります!
目標を明確にする
TOEICの目標スコアを明確にすると挫折しにくくなります。
達成した時の姿がイメージできやる気がでるからです。目標点数に加えて期限を決めると良いです!
目標や期限は下のように設定すると良いです!
・次の試験で700点を取る!正答率を7割に
・2ヶ月間毎日単語帳を見る時間を設ける
・休日は模試を解く
まとめ
今回はTOEICのリスニングが250点のレベルと300点以上を目指すために必要な勉強内容を紹介しました。
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