この記事はこんな人におすすめ!
・TOEICのリスニングが350点台...
・リスニングを強化したい!
・リスニングを350点にまで伸ばしたい。
TOEICリスニングで350点突破するために必要な勉強について紹介します。
イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
TOEICリスニング350点のレベル
ここでは、TOEICのリスニングが350点のレベルについて解説します。
TOEIC350点はリスニング全体の7割です。
・スコアの内訳と分布
・リスニングスコアの平均スコア
・リスニング350点のリアルな実力
スコアの内訳と分布
TOEICリスニングで350点はどのくらいのスコアレベルなのでしょうか。
結論、全体の約上位50%になります。
最近のスコア結果を元に考えていきます。下の画像は、2024/03/17地点のリスニングのスコア分布です。
リスニングが300点台人の割合は全受験者の45%に及びます!そのため、平均であると言えます。
リスニングが300点台方がおおくいるため、+5点あるかないかで大きく順位が変動します。
リスニングスコアの平均スコア
TOEICスコアのリスニングは5〜495点まで5点刻みで表示されます。
直近の試験結果では、リスニングの平均点は大体330点台でした。
試験回 | 平均点(リスニング) |
349回 | 332点 |
348回 | 333点 |
347回 | 339点 |
346回 | 338点 |
そのため、リスニング350点は平均以上といえます。
リスニング350点のリアルな実力
TOEICのリスニングの方で350点取得できる実力について解説します。
TOEICを運営している一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会では、リスニングのスコアレベルの説明が下のようにされてます。
要約すると以下の通りです。
・基本的な語彙なら、推測できる
・長い文章では、繰り返されると内容の推測ができる
・短い会話で、中級レベル語彙だと理解できる
・情報が少し言い換えられても理解できる
・間接的な応答では理解が困難
・語彙が難しいと理解が困難
・広い範囲の情報を関連付けはできない
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
スコア Strength(長所) Weakness(弱点) 370~275
一般的に以下の長所が認められます。
・短い会話において、特に語彙が難しくないときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できることもある。
・長い聴解文において、情報の繰り返しや言い換えがあるときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できる。
・短い会話において、簡単な、または中級レベルの語彙が使用されるときは、話の詳細が理解できる。
・長い聴解文において、情報が繰り返され、解答に必要な情報が話の最初か最後に提示されるときは、話の詳細が理解できる。情報が少し言い換えられていても、詳細が理解できる。一般的に以下の弱点が認められます。短い会話において、応答が間接的だったり、簡単に予測できないとき、もしくは語彙が難しいときは、話の主旨、目的、基本的な文脈の理解が困難である。
・長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるとき、もしくは難しい語彙が使用されるときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できない。
・短い会話において、構文が複雑なときや、難しい語彙が使われている場合は、話の詳細が理解できない。否定構文が使用されるときは、詳細が理解できないことが多い。
・長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるとき、もしくは情報が繰り返されないときは、話の詳細が理解できない。言い換えられた情報、または難しい文法的な構造はほとんど理解できない。
このレベルでは、簡単な単語や中級レベルは理解できるものの、難しい表現や内容の意図を汲み取り切るところまではまだできないところです。
ある程度英語の単語に慣れてきて、簡単な文章(パート2)では理解してある程度の正答ができているレベルになります!パート3、4など少し長い音声に慣れていく必要があります。
パート3、4では、読まれた単語に反応して問題を解くだけでなく音声全体の意味を把握できるようにしましょう。具体的には意図を聞く問題(例えば「女性が○○といった理由はなぜ」みたいな問題)を解けるようになりましょう。
リスニングで350点以上取るために必要な勉強法
ここから、リスニング350点以上を取得するための勉強方法について解説していきます。
基礎力の固める
まずはリスニングの基礎力の向上を目指しましょう。基礎力を伸ばすために必要なのは2点
・単語帳でリスニング対策
・毎日リスニング音声を聴く
単語帳でリスニング対策
単語帳でリスニング対策をするなら、CD付きの単語帳、あるいはアプリの使用がおすすめ!
単語の意味の確認だけでなく、発音の確認を行いましょう。音声を聞いて、単語を認識し単語の発音から意味を導く練習をしましょう。
単語帳の音声機能は、単語が発音されて、単語の意味が読まれるため単語帳を開かなくても大丈夫です!
単語帳の音声を活用しよう!
おすすめの単語帳は以下でも紹介しています!
毎日リスニング音声を聴く
できるだけ毎日リスニングの音声を聴くようにしましょう!
リスニングを伸ばすためには、英語の音声に耳を慣らすことが大事です。継続的に取り組めるものを選ぶことがおすすめです!
日常の生活の中で、リスニングする時間を取り入れるように工夫しましょう!
おすすめは下にまとめました。
・TOEICのリスニングの音声
・YouTubeの活用
・TEDを活用する
電車の中など移動中を有効活用したいです!僕は、英会話でリスニングしてます!
問題集でリスニング対策
ここでは、TOEICのリスニングのスコアを伸ばすための対策を紹介します。結論、公式問題集一冊で大丈夫です!
公式問題集の活用
公式問題集のリスニングパートを活用しましょう。おすすめの使い方は、以下の流れで書くと良いです。
1)公式問題集の問題を解く。
2)答え合わせ
3)解いた問題の復習、単語の意味、単語の聞き取りなど
リスニング力を伸ばすためには、問題を解くことよりも解いた問題の復習に力を入れましょう!公式問題集のリスニングは100問あるので、復習に時間がかなりかかります。パートごとの復習することがおすすめ!
問題をたくさん解くことよりも解いた問題をたくさん復習することのほうが大事!
リスニング力向上のコツ
リスニング力をさらに伸ばすためのコツを紹介します。解いた問題をある程度復習できてから取り組むことがおすすめです。
やって欲しいことは3つ。
・音読
・シャドーイング
・ディクテーション
音読
音読とは、英語の文章を声に出して読む学習方法です。単に目で追うだけでなく、実際に発声することで、英語の音やリズムを体感的に学ぶことができます。
音読を通じて、発音、イントネーション、文法構造の理解が深まり、英語力の向上につながります。ただし、初心者がいきなり難しい文章に挑戦するのは避けましょう。
また、音読をする上での手順は以下の通りですすめてみましょう。
1) パート1、パート2のスクリプトを用意
2) まず黙読して内容を理解する
3) 声に出して読む(最初はゆっくりでOK)
4) 徐々にスピードを上げていく
5) 繰り返し練習し、滑らかに読めるようになることを目指す
音読を始める際は、短くて簡単な文章から始めるのがコツです。慣れてきたら、徐々に長文や難しい文章にチャレンジしていきましょう。
- 音読は、英語の文章を声に出して読む練習方法。
- 単語の正確な発音、文のリズム、イントネーションを身につけるのに効果的。
- 音読に取り組む際は、理解できる内容の文章から始め、徐々にレベルを上げていくことが大切です!
完璧になるには時間がかかりますが、継続的な練習で確実に上達していきます。自分のペースで焦らず取り組むことが大切です。
より具体的な効果や方法については、こちらの記事で解説しています。
シャドーイング
シャドーイングとは、英語を聞き取りながら、その音声を真似しながら声に出す方法です。
英語の音声が読まれたらすぐに声に出すことで聞いた音を形にしています。正しく発音できていれば、単語の認識ができている証拠になります。
反対に聞き取れない、うまく言えない場合、単語の発音が理解できていない状態になります。そのためいきなりシャドーイングに取り組むことはお勧めしません。
シャドーイングを行うことで発音、アクセントの理解と向上につながります。
スクリプトでは、わからない表現を学べます
1)TOEIC公式問題集の音声を用意。(まずはパート1、パート2から)
2)スクリプトの文章を見ながらシャドーイングを行う。(発音を意識)
3)問題文に対する理解が深まったら、スクリプトなしでシャドーイングに挑戦してみる。
いきなり、シャドーイングを始めることは難しいです。
まずは、スクリプトを見ながら短い文章で始めていきましょう。
完璧にできるようになるには時間がかかります。
- シャドーイングは、音声を聴きながら同時に声に出して繰り返す練習。
- 英語のリズムやイントネーションに慣れることで、リスニング力が向上する。
- シャドーイングに取り組む際は、解いた問題をある程度復習した段階で取り組むようにしましょう!
ディクテーション
ディクテーションとは、英語を聞き取りながら、その音声を文字にして書き起こす方法です。
シャドーイングでは、聞いた音声を声に出すのに対し、ディクテーションは書く方法です。
書取りになるため、難易度が上がりますが正しく単語を認識できているかの確認につながるためお勧めです。
1)音声を聞き取りながら、書きとる。おすすめはパート1、パート2。
2)書き取った内容をスクリプトと照らし合わせて確認する。
単語のスペルの確認にもなるだけでなく、書いていく中で文の構造の理解に繋げることができ文構造から単語を推定することができるようになります。
文構造がわかると、パート5の対策につながります。
- ディクテーションは、音声を聴き取り、書き取る練習。
- 細かい音の違いや発音に敏感になることで、リスニング力が向上する。
まずは、音読から取り組んでみましょう。
パート別に対策をするなら
TOEICのリスニングをパート別で対策する方法について次の記事にまとめました。
パート1〜4の勉強方法や対策について解説しています。合わせて読んでみてください!
まとめ
今回はTOEICのリスニングで350点以上を突破するために必要な勉強内容を紹介しました。
・リスニング350点は、受験者の平均以上のスコア
・350点に突破するためには、音声全体の理解が大事。
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