この記事はこんな人におすすめ!
・パート5の特徴って?
・パート5対策ってどうすればいい?
・パート5の解き方を知りたい!
本記事ではパート5の全体像について解説していきます。
イチ
・英語とにかく苦手な過去
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
TOEICL&Rテストのパート5は短い文章の穴埋め問題で構成されているのが大きな特徴です。
パート5の特徴って?
この章では、パート5の特徴について紹介します。
・パート5の概要
・よくある問題のタイプ
・例題
パート5の概要
ここでは、TOEIC L&Rのパート5の基本的な特徴について紹介していきます。
TOEIC L&Rパート5とは | |
問題特徴 | 空所補充問題 |
問題数 | 30問 |
形式 | 一つの文の中に空欄があり、その空欄に入る最も適切な語句を選択肢の中から選びます。 |
出題内容 | 文法(動詞の時制、態、接続詞、前置詞など)や語彙の知識が問われます。 |
リーディングの最初のパートになります。
よくある問題のタイプ
パート5はいわゆる文法問題です。よくある問題の出題としては以下のような問題が出題されます。
- 動詞の時制
- 語法
- 代名詞の使い方
- 前置詞の選び方
- 接続詞の選択
基本的には、文法問題になります。
特に、動詞の時制問題や、語法の問題は出題されやすいです。
分野によって出題数も異なるので、対策は優先順位をたてましょう。
例題
公式サイトから引用した問題ですが、選択肢から適切な単語を選択して問題を解きます。
Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ——- .
(A) complication
(B) complicates
(C) complicate
(D) complicated
このような形で、空欄(点線部)に当てはまる適切な英単語を4つの選択肢から選んで回答する問題です。
TOEICは、ビジネスシーンでのコミュニケーションを目的とした英語力を測るテストです。
そのため、文法構造は比較的簡単な構造が多く出題されるため文法の理解が得点アップにつなげやすいです。
パート5対策を優先するべき理由
TOEICパート5対策を優先するべき理由は以下の4つです。文法対策は早いうちから取り組みましょう。
リーディングの中で最も簡単なため
パート5は、他のパートと比較して最も取り組みやすいです。テキストの内容理解に焦点を当てるのではなく、文法的に正しい選択肢を選ぶことに重点が置かれているため、文法に対する理解があれば解けやすいです。文脈に応じて適切な語句や文法形式を選択する力を養うことができるため、初心者でも取り組みやすいセクションと言えるでしょう。
Part6対策にもなる
パート5で学習する文法的スキルや解答アプローチは、Part6の長文問題にも応用できます。文脈から適切な語句や表現を選択する能力は、Part6のクローズテストにおいても非常に重要となります。パート5で培った文脈理解力や文法的感覚は、Part6での正解率向上にも直接つながるため、効率的な学習戦略と言えます。
Part5とPart6の回答スピードが上がる
パート5を集中的に対策することで、文法問題に対する慣れと速さが身につきます。限られた時間内に正確に解答するスキルは、パート5だけでなくPart6においても重要です。選択肢を素早く見極め、正解を導き出すトレーニングを重ねることで、全体的な回答スピードを向上させることができます。時間管理能力の向上にもつながるため、試験対策として非常に有効です。
文法の理解が深まるため
パート5は、英語の文法を実践的に学べる機会です。単に文法規則を暗記するのではなく、実際の文脈の中で正確な文法使用を学ぶことができます。さまざまな文法的状況に触れることで、英語の文法構造への理解が深まり、より自然な英語運用能力を身につけることができます。文法の理論的な知識を実践的な運用能力に昇華させる重要な学習セクションと言えるでしょう。
パート5対策ってどうすればいい?
パート5対策では、主に4つのことを取り組んでみてください。
・語彙力の強化
・基本的な文法構造を理解する
・練習問題を解く
・復習をしっかりすること
語彙力の強化
基本的な話になりますが、まずは語彙力を強化しましょう。
TOEICテストでは、ビジネスシーンであつかう単語が多く出題されます。
そのため、文法問題の対策以前にTOEIC向けの単語の理解をしましょう!
おすすめは、単語帳1冊用意することです!
ビジネス英単語の強化
基本的な文法構造を理解する
そもそも、パート5の問題演習をする前に英文法の基本的な部分を理解する必要があります。
例えば、
・動詞の時制の使い分け
・前置詞と接続詞の違い
・5文型の理解
まずは、TOEICに限らず英文法の基本的な理解を深めましょう。
おすすめは、1冊文法書を用意することです。
読み進めるのも良いですが、
短期間で成果を出すためには問題演習をしてわからなかった部分だけを読むことです。
文法対策は、しっかり理解することです。
問題演習をした際に間違えた問題に対してなぜ間違えたのかを明確にする必要があります。
また、最近ではYouTubeでも解説が多く出ていますのでそちらでも参考にするのは良いと思います!
おすすめのYoutubeは後日紹介します
文法を理解するために、文法書1冊用意しよう!
練習問題を解く
おすすめの参考書はTOEIC文法問題でる1000です。これ1冊あれば、文法対策は十分です。
実際の内容についてはこちらの記事で紹介しています。
TOEICのリーディング問題は、問題量の多さが特徴的です。
そのため、ある程度問題の傾向に慣れてきたら
素早く解き切る
ことがパート5、6で重要になってきます。
復習をしっかりすること
答え合わせの際は、単なる答えの記号合わせだけではなく正解・不正解の理由を把握し、問題文の意味も理解するようにしましょう。
その際、和訳をただ読むのではなく、自分の言葉で理解するようにしましょう。ビジネスシーンを想定した問題が出題されるため自分の言葉で理解することで問題の解像度を上げることができます。
加えてわからなかった単語は随時調べたり、意味を覚えるようにしておきましょう。
パート5を時間内に解くためのコツ
パート5を解く上での理想の時間配分と、練習方法を紹介します。
パート5の時間配分は以下の通り
初心者 | 理想 | |
全体 | 10分 | 8分 |
1問あたり | 20秒 | 16秒 |
1問20秒以内、パート5全体で10分以内に解き切ることを目指しましょう。
時間内に解くためには、3つのポイントがあります。
・問題の取捨選択をすること
・文法に対する知識を積むこと
・時間感覚を身につけること
順番に解説していきます。
問題の取捨選択をすること
本番ではさまざまな問題が出題されます。
万全の準備をしたとしても予期せぬ問題や、分かりそうで思い出せない問題など時間をかけてしまう問題が出題されることがあります。
その際に、素早く見切りをつけることが大事です。
実際、1問捨てる判断はパート7後半の問題の正答率を上げることにつながります。
文法に対する知識を積むこと
時間内に解くためには、知っている文法問題の知識を積むことが大事です。
TOEICの文法問題はある程度の出題傾向があります。
そのため、傾向に沿った対策を行うことや問題演習を行うことで文法に対する理解が増えて結果短時間で問題を解けるようになります。
時間感覚を身につけること
1問20分で問題を解く癖をつけましょう。
パート5を解く時は時間を測って問題を解くようにしましょう。
解きながら20秒の間隔を身につけれるようにしておきましょう。
パート5の解き方を紹介
実際にパート5を解く方法を紹介します。
問題を解く手順としては3ステップ
1.選択肢を確認する
2.問題文を読む
3.最も適切な選択肢を選ぶ
1.選択肢を確認する
まず、選択肢を読んで問題のパターンを考えます。
本文を読むより先に確認することが大事です。
2.問題文を読む
空欄までの問題文をいったん読みます。
ポイントは、「空欄まで」です
3.最も適切な選択肢を選ぶ
最も回答に相応しいものを選択肢から回答しましょう。
2のステップで空欄まで問題文を読んでわかるなら回答しましょう。わからないときは、最後まで読んで考えるようにしましょう。
解答のコツ
ここでは、少し小手先のテクニックに近いですが、
文法の問題を解く上で効率よく回答するためのコツを紹介します。
- 文脈をしっかり読む
- 消去法を使う
- よく出るパターンを覚える
- 文法のルールを理解する
- 全部読む必要はない
文脈をしっかり読む
パート5の場合、問題文に答えが隠されていることが多いです。
例えば、時制問題は前後の文章の動詞や時を表す副詞表現に着目すると良いです。
消去法を使う
選択問題によくある方法の1つ。
確実に違うものを消していきましょう。
そうすることで4択から2択くらいに絞ることができます。
よく出るパターンを覚える
パート5にはよく出るパターンが存在しています。
とくに、出題傾向の高い分野(時制、語法)は問題演習を積むことである程度問題の傾向を掴むことができます。
文法のルールを理解する
読む時のコツですが、5文型に当てはめて考えるようにしましょう。
5文型とは、英文における基本的な文の構造です。5とある通り、5種類存在しています。
種類 | 文型 | 特徴 |
第一文型 | SV | 名詞+動詞 |
第二文型 | SVC | 名詞+動詞+補語 |
第三文型 | SVO | 名詞+動詞+目的語 |
第四文型 | SVOO | 名詞+動詞+目的語+目的語 |
第五文型 | SVOC | 名詞+動詞+目的語+補語 |
詳しくは別の記事で紹介します!
5文型にあてはめると空欄の単語が主語なのか動詞なのか、それ以外なのかを判断できるようになります。
それをヒントに問題を解くことができます。
全部読む必要はない
短時間で解くために、大事なのは
文章を全部読む必要はない
ということです。
パート5には空所の前後だけ読めば解ける問題も存在します。しかし、部分読みで解く癖がつくとケアレスミスにつながることもあります。
問題文は基本的に15語〜20語程度です。
文頭から読み進め、徐々に制限時間内で解ける問題数を増やすことからはじめると良いでしょう。
まとめ
本記事では、パート5対策に必要な知識や解くコツを紹介しました。
パート5対策でやるべきことは主に4つ。
・語彙力の強化
・基本的な文法構造を理解する
・練習問題を解く
・復習をしっかりすること
パート5を時間内に解くためのコツは3つ。
・問題の取捨選択をすること
・文法に対する知識を積むこと
・時間感覚を身につけること
パート5の基本的な解き方は主に3ステップからなります。
1.選択肢を確認する
2.問題文を読む
3.最も適切な選択肢を選ぶ
パート5を回答するコツは以下の5つ。
- 文脈をしっかり読む
- 消去法を使う
- よく出るパターンを覚える
- 文法のルールを理解する
- 全部読む必要はない
TOEICのパート5は最も得点と対策がしやすいパートでもあります。
初心者の方は文法の理解を深めパート5を得点源にまずできるようにしましょう。
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