この記事はこんな方におすすめ
TOEICの勉強法が知りたい
とりあえず公式問題集を買ってみたけど、どう使えば良いかわからない
とりあえず600点は取りたい
本記事ではTOEIC L&Rテスト公式問題集を活用した勉強法について紹介します!
イチ
・英語とにかく苦手な過去
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
TOEICにおける音読の重要性とは
TOEICでも、音読は大事です。なぜ、重要なのかについて解説します。
TOEIC試験で求められる英語力とは
TOEIC試験(特にリスニング&リーディング)では、以下のような能力が必要になります。
TOEICでは、英語の理解力以外にも求められる力があります。
音読がスコアアップに貢献する理由
音読に取り組むことで、先ほどの求められる力のうち以下の力の向上につながります。
・情報処理能力
・文章理解力(速読)
・語彙力
・発音に対する理解
・1回で聞き取る
リスニング、リーディング対策になります。
音読の基本:正しいやり方とは
ここでは、TOEIC学習における音読の方法について紹介します。
準備編:まずやっておくべきこと
音読を始めるにあたって準備して欲しいことがあります。
・問題集を1冊用意する
・問題集の問題を一通り解き終え、丸つけ、復習まで行う
音読を始める前にある程度解き終えた問題を用意しましょう。
使い慣らした問題集が重要です。というのも、問題の内容や単語の意味まで一通り理解しておかないと実際に音読していても英語の理解につながらないためです。
リスニングパートの音読
リスニングパートでは、以下の手順で取り組むと良いです。
1)スクリプトを見ながら音声を聞く
2)発音を意識して音読をしてみる
リスニングでは、英単語の音の理解に注意しましょう。音声の音通りに発音できていれば聞き取れるようになります。
反対に音声の発音通りに音読できない場合、その部分が実際の問題で聞き取れない部分になります。リスニングの音読を通じて発音も改善しましょう。
まずはパート2がおすすめです。
リーディングパートの音読
リーディングパートでは、パート7の文章で取り組みましょう。
パート7の問題を最初から音読する
パート5、6は文章中に空欄があるため全文を音読しづらいです。そのため、パート7がおすすめです。
パート7の問題の一部には文章以外の英文も出題されます。音読では全ての英文を読むようにしましょう。例えばメールでは、メールの宛先や件名も音読しましょう。
リーディングの音読で特に意識して欲しいことは、左から右に読む癖をつけることです。
・リスニングパートでは発音を意識しよう。
・リーディングパートでは左から右に読む意識をしよう。
音読におけるポイント
ここでは、音読をする上で意識して欲しいポイントについて紹介します。
・文章は10回音読すること
・1つの問題を何度も繰り返すこと
・スピードとリズムを意識する
文章は10回音読すること
音読の効果を最大限に引き出すためには、繰り返し行うことが重要です。
特に初心者には、1つの文章を何度も音読することをおすすめします。具体的には、1つの文章に対して10回の音読がおすすめです。
はじめのうちは、パート1やパート2など短い文で10回繰り返しましょう。
範囲を分けて良いので、同じ文章を10回音読するようにしましょう。
1つの問題を何度も繰り返すこと
音読をする上では、さまざまな文章を読むよりも1つの教材や文章を徹底的に繰り返すことが重要です。
選んだ教材や文章が頭に自然と入るまで、何度も繰り返し音読することで、単語やフレーズが体に染み込み英文の理解するスピードが改善されます。
特に自分が苦手とする部分は集中的に音読しましょう。その後全体を通して音読します。これにより、苦手な部分が克服され、全体的な英語力が向上します。
スピードとリズムを意識する
音読の際、スピードとリズムを意識することは非常に重要です。特に、リスニングの問題では音声を活用してスピーカーのスピードと話し方を意識して音読しましょう。
スピードを意識することで、音声の話す速さに慣れることができます。
また、リズムを意識することで、英語の抑揚やイントネーションが自然に身につきます。
練習方法としては、最初はゆっくりとしたスピードで音読を始め、徐々にスピードを上げていくのが効果的です。また、リズムを掴むためには、文章全体の流れを意識しながら音読することが重要です。
TOEIC音読トレーニングの頻度と継続のコツ
ここでは、音読の頻度や継続するためのコツについて解説します。
音読トレーニングはどのくらいの頻度で行うべきか?
TOEIC対策として音読を取り入れる際の適切な頻度について解説します。
理想は1日1時間を毎日です。
同じ文章を何度も繰り返して読むことが大事です。
音読の効果を最大限に引き出すための注意点
音読は作業になりがちです。
ただ文章を読むだけでは効果がでません。そのため何かしらの目的を持って音読すると良いです。
・左から右に意味を理解しながら音読
・発音を意識して音読
・時間を測って音読
・当事者になりきって音読
・問題で聞かれそうなところを意識して音読
意識を変えて音読するようにしましょう。
具体的な音読の効果
ここでは、音読の効果について3つ紹介します。
・理解力と記憶力の向上
・発音とリスニング力の改善
・英語力全体を底上げする
理解力と記憶力の向上
音読は、文章を声に出して読むことで、視覚と聴覚の両方を使って情報を処理するため、理解力と記憶力の向上に効果的です。
音読をすることで、単に目で読むだけよりも内容を深く理解できるようになります。
音読は、読んだ内容を頭の中で整理しながら声に出すため、情報が脳にしっかりと定着します。
さらに、繰り返し音読することで、記憶の定着が促進されます。たとえば、TOEICの例文や重要なフレーズを何度も音読することで、自然にその内容を覚えることができます。このように、音読は理解力と記憶力の向上に大いに役立つ学習法です。
発音とリスニング力の改善
音読を続けることで、自然と発音が改善されます。文章を声に出して読むことで、英語の音の出し方や舌の動きを意識するようになり、発音が正確になります。
特に、ネイティブスピーカーの音声を模倣しながら音読することで、自然な発音とリズムを習得できます。
これにより、リスニングテストでの理解度が向上し、聞き取りやすくなると同時に、自分の発音も正確になります。発音とリスニング力の向上は、TOEICのスコアアップにも直結します。
英語力全体を底上げする音読
音読は、英語力全体を底上げする効果があります。
音読を通じて、発音やリズムだけでなく、語彙力や文法の理解も自然に向上します。音読を繰り返すことで、単語やフレーズの使い方が体に染み込み、文法的な構造が頭に定着します。
また、音読を通じて、長文読解のスピードや理解力も向上します。音読するスピードの改善は文章を読むスピードの改善につながり速読力の改善につながります。
音読は、単なる読み上げではなく、内容を理解しながら行うことで、リーディングスキルの向上にも役立ちます。
このように、音読はリスニングやスピーキングだけでなく、リーディングやライティングにも良い影響を与え、英語力全体の底上げに貢献します。
おすすめの教材
おすすめの教材は1つです。公式問題集を用意しましょう。
公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。また、公式問題集には付録としてリーディングの問題の音声も収録されています。リーディングの問題の音声を使って正しい発音で音読しましょう。
2回の問題に対して音読を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。
問題演習で全体像を把握しよう!
公式問題集の使い方については他の記事でも紹介しています。
モチベーションを維持するためには?
継続的に音読をする上で、3つのコツを解説します!
・習慣化する
・環境を整える
・目標を明確にする
習慣化する
独学で挫折しないためには勉強を習慣化することが大事です。習慣化すれば無理なく学習が継続できます。
毎日の生活の中に学習するルーティンを組み込んでみましょう。
・大学にいく前に取り組む
・授業帰りはカフェで音声を聞いて発音を理解
・1日15分
どれか1つでも1週間つづけることができたらかなりすごい!
最初の1歩!
また、無理にやりすぎる必要はありません。
自分のできる範囲で少しずつ継続することを目標に取り組んでみましょう。
環境を整える
学習環境を整えましょう。学習環境が整っていないと継続できず挫折してしまうからです。ぼくは学習環境を整えるために以下のことをしました。
・机に気が散るものはおかない
・家で集中できないならカフェなど外で勉強する
・スマホは電源を切る・近くにおかない
勉強せざるをえない環境を整えると挫折せずに継続できます!
特にカフェは周りの人が作業している環境なので刺激になります!
目標を明確にする
TOEICの目標スコアを明確にすると挫折しにくくなります。
達成した時の姿がイメージできやる気がでるからです。目標点数に加えて期限を決めると良いです!
目標や期限は下のように設定すると良いです!
・次の試験で600点を取る!
・2ヶ月間毎日単語帳を見る時間を設ける
・休日は模試を解く
加えて、先に試験の申し込みをすることがおすすめ
まとめ:音読を取り入れてTOEICスコアアップを目指そう
本記事では、TOEIC学習における音読の必要性と実際の方法や意識することなどを紹介しました。
音読は単調なため飽きやすいですが粘り強く毎日継続できると大きな力になります。
1日15分から取り組んでみましょう。
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