この記事はこんな人におすすめ!
・初めて受けたTOEICスコアのレベルってどのくらい?
・大学1年での勉強のレベルはどんなもん?
・就活ではどのくらい必要?
元TOEIC420点の筆者が解説します!
イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
大学1年生のTOEIC平均点は2つある
実は、TOEICのL&Rテストは2種類の試験が存在しています。
大学1年生の平均点
TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会によると、大学1年生のTOEIC L&Rテストの平均点は、549点でした。
高い…
一方で、大学が主催して行うTOEIC IPテストでは454点でした。
リスニング、リーディングそれぞれ以下の通りになります。
リスニング | リーディング | 全体 | |
TOEIC L&R 公開テスト | 300 | 248 | 549 |
TOEIC L&R IPテスト | 252 | 201 | 454 |
TOEIC IPテストとは
IPテストとは、企業・団体・学校などがテスト実施期間を任意に設定することができ、受験者はインターネット環境があれば、時間・場所を選ばずに1名より受験することが可能な制度のこと。
つまり、IPテストは大学が主催、公開テストは公式が運営するテストのことです。
IPテストはインターネットで試験を受けるため受験地によらずに試験を受けることができ試験時間も異なるため比較的難易度が優しいです。
そのため、平均点に差が生じやすくなります。
大学生全体や、TOEIC試験全体の平均との比較
ここでは、大学生全体のTOEICスコア平均と、全受験者の平均点を紹介します。
大学全体の平均
また、大学生全体の平均点は以下の通り。
リスニング | リーディング | 全体 | |
TOEIC L&Rテスト | 325 | 271 | 596 |
TOEIC L&R IPテスト | 264 | 208 | 471 |
リーディング、リスニング全てにおいて1年生の平均点に比べて高い傾向にあります。
TOEIC試験全体の平均
TOEIC試験全体の平均点は、2023年度で612点でした。
リスニング | リーディング | 全体 |
335 | 278 | 612 |
TOEIC公開テスト全体の平均は、大学1年生、大学生全体の平均よりも高いです。
社会人でも英語を勉強されている方が多いことがわかります。
大学1年生が目指すべきスコア
大学1年生から、TOEIC対策を始めるならまずは600点を目指しましょう。
TOEIC全体の平均が600点台というのもあり、600点突破はしておきたいです。
1年生からTOEIC試験を受けるメリット
大学生でTOEIC試験を受けるメリットを3つ紹介します。
・就職活動でのアピールポイント
・進学や留学などの選択肢が広がる
・成績の向上につながる
就職活動でのアピールポイント
TOEICである程度高いスコアを持っていると、就職活動や転職活動で有利に働きます。
企業によっては、スコアによって足切りをしているところもあり、エントリーシートや、面接でのアピールポイントに繋げることができます。
また、英語力を求められるポジションでの採用や配属を希望することもできます。
特に外資系の企業であれば、TOEICで自慢できるようなスコアは必須です。
進学や留学などの選択肢が広がる
高いスコアを持っておくことで、選択肢が広がります。
大学生なら、大学院進学やより難易度の高い企業への応募でアピールにつなげることができます。
さらに国内の情報だけでなく海外の情報に触れることができるだけでなく、国際交流や留学など海外に挑戦するきっかけになります。
成績の向上
大学の授業での英語の成績向上につながります。
大学によっては、英語のクラスをTOEIC試験の結果に基づいて決めるところや、一定のTOEICスコアがあることで単位取得に繋げることができます。
とりあえず用意しておくべき参考書
ここでは、TOEICスコアを伸ばしていくための勉強方針を紹介します。
初心者におすすめの参考書は主に3つ。
・単語帳
・文法書
・公式問題集
これらの問題集を活用して勉強してみてください!
単語帳
まずは、TOEIC用の単語帳を1冊用意していきましょう。
TOEIC試験では、ビジネスで使われる単語が多く用いられます。そのため、ビジネス単語の理解を強化するためにもTOEIC専門の単語帳を用意しておきましょう。
初心者向けのTOEIC参考書は以下の記事で比較/解説をしています。
文法書
文法書を用意しておきましょう。
TOEICのリーディングパートでは、文法問題が30問出題されます。この部分は得点源につながりやすいので参考書を用意して対策をすることをお勧めします。
英語中級者:文法の問題集
英語初心者:文法の解説書
公式問題集
問題演習用の参考書を1冊用意しましょう。おすすめは公式問題集です。
公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。
2回の問題演習と復習を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。
問題演習で全体像を把握しよう!
また、実際に使ってみたレビューも紹介しています。
2ヶ月でスコアを伸ばすなら
TOEIC600点であれば、2ヶ月ほどで伸ばすことは可能です。
詳しくは下の記事から参考に対策してみてください!
おすすめの勉強法
TOEIC600点以上を目指していくなら、優先して取り組むべきことは2つあります。
・語彙の強化
・リスニングの対策
語彙力の強化
TOEICは、ビジネス用の単語が多く出題されます。そのため、TOEIC用の単語帳を1冊用意して語彙力を強化しましょう。
効率的に英単語の意味を覚えるためには、反復が大事です。
筆者がおすすめする単語帳の使い方を紹介します。
- ステップ0単語帳を4〜5分割して、範囲を分ける。
- ステップ11つ目の範囲を3周する。
- ステップ2次の範囲を3周する
- ステップ31つ前の範囲を1周する
- ステップ4ステップ2〜3を繰り返す
順番に説明します。
step0:単語帳を4〜5分割して、範囲を分ける。
簡単にいうと覚える範囲を小分けします。
単語帳1冊を1周するよりは、小分けした短い範囲を複数回繰り返すほうが反復しやすく定着しやすいです。
単語帳によりますが、4〜5つの範囲を作りましょう。
step1:1つ目の範囲を3周する。
まずは、1つ目の範囲を3周を目安に目を通しましょう。
このとき、1つ1つの単語は軽く目を通す程度で構いません。
英単語→日本語→英単語→日本語
の順ですらすらみていきましょう。
何周かしたときに英単語→日本語に時間がかかるものは印をつけておこう。
step2:次の範囲を3周する
2つ目(次)の範囲を3周しましょう。
Step1と同様、英単語→日本語で流し読みしていきましょう。
step3:1つ前の範囲を1周する
ここが、大事なポイントで、次の範囲を3周終えた後に前の範囲を1周しましょう。
定期的に覚えた範囲を復習することが大事です。
step4:ステップ2〜3を繰り返す
あとは、ステップ2と3を繰り返して単語帳を1周させましょう。
目標は一ヶ月で一周です。すぐに覚えられなくても良いので反復することを意識しましょう。
リスニングの勉強法
大学受験終わって、リーディングではなくリスニングはきついと思うかもしれません。
実は、TOEICはリスニングの方が点数が伸ばしやすいです。
リスニング対策で実践してほしいことは2点。
・語彙強化
・隙間時間、移動時間で音声を聞く(1日15分)
英語苦手な方がリスニングで聞き取れない要因の1つに、
単語を聞き取れない
ことです。
そのため、単語帳を用いて英単語の発音と音声を聞いて意味を理解することが大事!音声は移動時間だけを使って対策しましょう!
ある程度、語彙の理解が深まったタイミングで公式問題集を解いてみましょう。
リーディングの勉強法
リーディング対策は、平日の夜や休日などの時間をつかってまとまって対策することがおすすめ!
・基本的なTOEIC語彙強化
・解いた問題に対する復習の徹底
基本的に、TOEIC450点台の方がリーディングで取れないのはそもそもの語彙力に課題があります。
最優先でやるべきことは、単語帳で単語の理解を高めること!
そのうえで、問題集一冊用意してリーディング問題を解いてみましょう!また、問題集では解くことよりも復習することや解き直すことを徹底してく
モチベーションの保ち方
せっかく大学に入学したばかりなのにまた、勉強はつらい。
高いスコアを目指す上で、TOEICを勉強して挫折しないための3つのコツを解説します!
・習慣化する
・環境を整える
・目標を明確にする
習慣化する
独学で挫折しないためには勉強を習慣化することが大事です。習慣化すれば無理なく学習が継続できます。
毎日の生活の中に学習するルーティンを組み込んでみましょう。
・大学にいく前に単語学習
・授業帰りはカフェで学習
・寝る前は必ず単語を覚える
どれか1つでも1週間つづけることができたらかなりすごい!
最初の1歩!
環境を整える
学習環境を整えましょう。学習環境が整っていないと継続できず挫折してしまうからです。ぼくは学習環境を整えるために以下のことをしました。
・机に気が散るものはおかない
・家で集中できないならカフェなど外で勉強する
・スマホは電源を切る・近くにおかない
勉強せざるをえない環境を整えると挫折せずに継続できます!
特にカフェは周りの人が作業している環境なので刺激になります!
目標を明確にする
TOEICの目標スコアを明確にすると挫折しにくくなります。
達成した時の姿がイメージできやる気がでるからです。目標点数に加えて期限を決めると良いです!
目標や期限は下のように設定すると良いです!
・次の試験で600点を取る!
・2ヶ月間毎日単語帳を見る時間を設ける
・休日は模試を解く
加えて、先に試験の申し込みをすることがおすすめです!
まとめ:大学1年からTOEIC対策しよう!
この記事では、大学1年生のTOEICテストの平均点を紹介しました。
大学1年生の平均点は以下の通り。
リスニング | リーディング | 全体 | |
TOEIC L&R 公開テスト | 300 | 248 | 549 |
TOEIC L&R IPテスト | 252 | 201 | 454 |
受験から解き放たれたばかりですが、せっかく身につけた英語力が衰えないままTOEIC対策を始めましょう。
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