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大学4年からTOEICは遅い?理系大学院生が解説

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この記事はこんな人におすすめ!

・大学卒業までにTOEICはやっておくべき?
・大学4年、社会人のTOEICのレベルはどんなもん?
・就活終わっても必要?

元TOEIC420点の筆者が解説します!

イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定

大学4年生のTOEIC対策は遅い?

結論、遅くはありません。

就職活動を終えていたとしても遅くありません。むしろ時間があるうちに取り組むべきです。社会人になり就職した後で昇進や給料に影響を与える場合があります。

また、大学院進学を考えている理系の学生ならぜひ4年のうちに勉強しておくと良いです。

僕も4年の頃に勉強していました。

大学生のうちに取り組めたら取り組んでおくことがおすすめです!

大学4年のいつから始めるべき?就活はどうする?

大学4年生でTOEIC対策をするならおすすめの時期は2つ

・大学4年の春
・大学4年の夏休み以降

大学4年の春

1つ目は大学4年の春頃です。具体的には、

ポイント

就活後〜夏休みまで

がおすすめの時期です。就職活動を終えてから取り組むとおすすめです。理系の場合、大学によりますが前期の期間は研究の基本的な勉強をする期間です。そのため後期に比べて比較的時間をとりやすいです。

大学4年の夏休み以降

2つ目は大学4年生の夏休み以降です。具体的には、

ポイント

大学4年の夏休みから、秋、冬までにかけてです。

大学4年の夏休み以降は、卒論があるから忙しいという方も耳にしますが半年かけてゆっくり勉強するべきです。卒論はあるものの授業がない学生が多いため4年生のうちは自由な時間があります。

中長期的なスコアアップを目指してコツコツ勉強していきましょう。

イチ
イチ

1日数分〜数時間の勉強を継続していきたいです。

【基本情報】TOEICテストとは

TOEICテストとは「Test of English for International Communication」の略です。日本では、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が運営しており、英語のコミュニケーション能力を判定する世界160カ国で実施されている世界共通の基準テストです!

L&Rとは、Listening & Readingの略で、聞き取り読むの2つの観点で英語力を測定しています。

イチ
イチ

他にもS&WとしてSpeaking(話す)、Writing(書く)の能力を測るテストもあるよ!

日本では、L&Rテストが多く受験されています。この記事ではL&Rテストにおける600点取得に向けた勉強法を解説します!

テスト内容

L&Rのテスト内容は大きく2つ。

リスニングテスト(45分間)
リーディングテスト(75分間)

合計120分(2時間)のテストです。

テスト内容は主に身近なシーンからビジネスにおける内容まで幅広いです。基本的に、仕事で扱われやすい単語や問題が多く出ます。

問題構成

L&RはListeningとReadingの2つから出題されます。構成は以下のとおりです!

L or R問題数
パート1リスニング6
パート2リスニング25
パート3リスニング39
パート4リスニング30
パート5リーディング30
パート6リーディング16
パート7リーディング54

リスニングパート100問リーディングパート100問計200問からなります!

4年生からでもTOEIC試験を受けるメリット

大学生でTOEIC試験を受けるメリットを3つ紹介します。

留学などの海外への選択肢が広がる
社会人になって活躍
就職活動でのアピールポイント(大学院進学の方)

留学などの海外への選択肢が広がる

高いスコアを持っておくことで、選択肢が広がります。

大学生なら、大学院進学やより難易度の高い企業への応募でアピールにつなげることができます。

さらに国内の情報だけでなく海外の情報に触れることができるだけでなく、国際交流や留学など海外に挑戦するきっかけになります。大学院進学を視野に入れている学生なら、海外の学会へチャレンジに繋げることもできます。

社会人になって活躍

就職活動を終えてもなお、TOEICが役立つ機会が多くあります。社会人の方でも受ける方は多く、TOEICスコアがあることで給与や、昇給につながる機会があります。

また、社会人になるとTOEIC対策に使う時間の確保が難しくなります。学生のうちに勉強しておくと良いです。

就職活動でのアピールポイント(大学院進学の方)

大学院進学を視野に入れている方は大学4年のうちに勉強をしておくことで就職活動につながることができます。TOEICである程度高いスコアを持っていると、就職活動や転職活動で有利に働きます

企業によっては、スコアによって足切りをしているところもあり、エントリーシートや、面接でのアピールポイントに繋げることができます。

また、英語力を求められるポジションでの採用や配属を希望することもできます。特に外資系の企業であれば、TOEICで自慢できるようなスコアは必須です。

大学4年生のTOEIC平均点

実は、TOEICのL&Rテストは2種類の試験が存在しています。 TOEIC公開テストと TOEIC IPテストの2種類です。公開テストは、個人で申し込み、受験するテストで一般的な TOEIC試験のことを指します。IPテストは企業・団体・学校などがテスト実施期間を任意に設定することができ、受験者はインターネット環境があれば、時間・場所を選ばずに1名より受験することが可能な制度で受けるテストのことです。

・TOEIC公開テストの平均点
・TOEIC IPテストの平均点

大学4年生の平均点

TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会によると、大学4年生のTOEIC L&Rテストの平均点は、611点でした。

イチ
イチ

高い…

一方で、大学が主催して行うTOEIC IPテストでは545点でした。

リスニング、リーディングそれぞれ以下の通りになります。

リスニングリーディング全体
TOEIC L&R 公開テスト332279611
TOEIC L&R IPテスト304242545

つまり、IPテストは大学が主催公開テストは公式が運営するテストのことです。

IPテストはインターネットで試験を受けるため受験地によらずに試験を受けることができ試験時間も異なるため比較的難易度が優しいです。

そのため、平均点に差が生じやすくなります。

大学生全体や、TOEIC試験全体の平均との比較

ここでは、大学生全体の平均点とTOEIC試験全体の平均点を紹介します。

  • 大学全体の平均
  • TOEIC試験全体の平均

大学全体の平均

また、大学生全体の平均点は以下の通り。

リスニングリーディング全体
TOEIC L&R 公開テスト325271596
TOEIC L&R IPテスト264208471

リーディング、リスニング全てにおいて4年生の平均点に比べて高い傾向にあります。

TOEIC試験全体の平均

TOEIC試験全体の平均点は、2023年度で612点でした。

リスニングリーディング全体
335278612

TOEIC公開テスト全体の平均は、大学4年生、大学生全体の平均よりも高いです。

社会人でも英語を勉強されている方が多いことがわかります。

大学4年生が目指すべきスコア

大学4年生から、TOEIC対策を始めるならまずは600点を目指しましょう。

TOEIC全体の平均が600点台というのもあり、600点突破はしておきたいです。

また、就職活動でアピールをするなら700点を目指しましょう。

何ヶ月前から勉強ははじめるべき?

TOEIC対策は2ヶ月前から始めることをお勧めします。

また、以下について解説します。

・1日あたりの勉強時間
・100点伸ばすために必要な時間

1日あたりの勉強時間

理想の勉強時間は勉強期間に基づいて決めましょう。

あくまで目安ですがおすすめの勉強時間は以下の通りです。

理系学生の目安勉強時間

・平日は30分〜2時間
・休日は2〜3時間

大学生がTOEIC対策をするなら土日の時間をうまく活用したいです。

TOEIC試験は1回2時間の試験なため、問題を解くためにはまとまった時間の確保が重要です。

100点伸ばすために必要な時間

現状のスコアから100点上げるには200時間ほど必要と言われています。

実際にTOEIC600点取得するために必要な勉強時間を紹介します!

オックスフォード大学出版局によると、650点のスコアを獲得するために必要な勉強時間がおよその目安で公開されていました。以下の表にまとめました!

現在のスコアレベル必要な勉強時間
250点950時間
350点700時間
450点450時間
550点225時間
650点0時間

この表では、現在のTOEICスコア(左)から650点取得するまでに必要な勉強時間を大まかにまとめました。例えば、スコアが450点の方は、650点取得を目指す場合450時間の勉強時間が目安になります!

イチ
イチ

450時間は1日3時間を5ヶ月継続すると達成できる時間になります。

とりあえず用意しておくべき参考書

ここでは、TOEICスコアを伸ばしていくための勉強方針を紹介します。

初心者におすすめの参考書は主に3つ。

  • 単語帳
  • 文法書
  • 公式問題集

これらの問題集を活用して勉強してみてください!

単語帳

まずは、TOEIC用の単語帳を1冊用意していきましょう。

TOEIC試験では、ビジネスで使われる単語が多く用いられます。そのため、ビジネス単語の理解を強化するためにもTOEIC専門の単語帳を用意しておきましょう。

初心者向けのTOEIC参考書は以下の記事で比較/解説をしています。

文法書

文法書を用意しておきましょう。

TOEICのリーディングパートでは、文法問題が30問出題されます。この部分は得点源につながりやすいので参考書を用意して対策をすることをお勧めします。

英語中級者:文法の問題集
英語初心者:文法の解説書

公式問題集

題演習用の参考書を1冊用意しましょう。おすすめは公式問題集です。

公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。

2回の問題演習と復習を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。

イチ
イチ

問題演習で全体像を把握しよう!

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また、実際に使ってみたレビューも紹介しています。

2ヶ月でスコアを伸ばすなら

TOEIC600点であれば、2ヶ月ほどで伸ばすことは可能です。

詳しくは下の記事から参考に対策してみてください!

おすすめの勉強法

TOEIC600点以上を目指していくなら、優先して取り組むべきことは2つあります。

語彙の強化
リスニングの対策

語彙力の強化

TOEICは、ビジネス用の単語が多く出題されます。そのため、TOEIC用の単語帳を1冊用意して語彙力を強化しましょう。

効率的に英単語の意味を覚えるためには、反復が大事です。

筆者がおすすめする単語帳の使い方を紹介します。

英単語1冊完璧にするためのステップ
  • ステップ0
    単語帳を4〜5分割して、範囲を分ける。
  • ステップ1
    1つ目の範囲を3周する。
  • ステップ2
    次の範囲を3周する
  • ステップ3
    1つ前の範囲を1周する
  • ステップ4
    ステップ2〜3を繰り返す

順番に説明します。

step0:単語帳を4〜5分割して、範囲を分ける。

簡単にいうと覚える範囲を小分けします。

単語帳1冊を1周するよりは、小分けした短い範囲を複数回繰り返すほうが反復しやすく定着しやすいです。

単語帳によりますが、4〜5つの範囲を作りましょう。

step1:1つ目の範囲を3周する。

まずは、1つ目の範囲を3周を目安に目を通しましょう。

このとき、1つ1つの単語は軽く目を通す程度で構いません。

英単語→日本語→英単語→日本語

の順ですらすらみていきましょう。

何周かしたときに英単語→日本語に時間がかかるものは印をつけておこう。

step2:次の範囲を3周する

2つ目(次)の範囲を3周しましょう。

Step1と同様、英単語→日本語で流し読みしていきましょう。

step3:1つ前の範囲を1周する

ここが、大事なポイントで、次の範囲を3周終えた後に前の範囲を1周しましょう。

定期的に覚えた範囲を復習することが大事です。

step4:ステップ2〜3を繰り返す

あとは、ステップ2と3を繰り返して単語帳を1周させましょう。

目標は一ヶ月で一周です。すぐに覚えられなくても良いので反復することを意識しましょう。

リスニングの勉強法

大学受験終わって、リーディングではなくリスニングはきついと思うかもしれません。

実は、TOEICはリスニングの方が点数が伸ばしやすいです。

リスニング対策で実践してほしいことは2点

語彙強化
隙間時間、移動時間で音声を聞く(1日15分)

英語苦手な方がリスニングで聞き取れない要因の1つに、

単語を聞き取れない

ことです。

そのため、単語帳を用いて英単語の発音と音声を聞いて意味を理解することが大事!音声は移動時間だけを使って対策しましょう!

ある程度、語彙の理解が深まったタイミングで公式問題集を解いてみましょう。

リーディングの勉強法

リーディング対策は、平日の夜や休日などの時間をつかってまとまって対策することがおすすめ!

基本的なTOEIC語彙強化
解いた問題に対する復習の徹底

基本的に、TOEIC450点台の方がリーディングで取れないのはそもそもの語彙力に課題があります。

最優先でやるべきことは、単語帳で単語の理解を高めること!

そのうえで、問題集一冊用意してリーディング問題を解いてみましょう!また、問題集では解くことよりも復習することや解き直すことを徹底してく

モチベーションの保ち方

せっかく大学に入学したばかりなのにまた、勉強はつらい。

高いスコアを目指す上で、TOEICを勉強して挫折しないための3つのコツを解説します!

・習慣化する
・環境を整える
・目標を明確にする

習慣化する

独学で挫折しないためには勉強を習慣化することが大事です。習慣化すれば無理なく学習が継続できます。

毎日の生活の中に学習するルーティンを組み込んでみましょう。

・大学にいく前に単語学習
・授業帰りはカフェで学習
・寝る前は必ず単語を覚える
イチ
イチ

どれか1つでも1週間つづけることができたらかなりすごい!

最初の1歩!

環境を整える

学習環境を整えましょう。学習環境が整っていないと継続できず挫折してしまうからです。ぼくは学習環境を整えるために以下のことをしました。

・机に気が散るものはおかない
・家で集中できないならカフェなど外で勉強する
・スマホは電源を切る・近くにおかない

勉強せざるをえない環境を整えると挫折せずに継続できます!

イチ
イチ

特にカフェは周りの人が作業している環境なので刺激になります!

目標を明確にする

TOEICの目標スコアを明確にすると挫折しにくくなります。

達成した時の姿がイメージできやる気がでるからです。目標点数に加えて期限を決めると良いです!

目標や期限は下のように設定すると良いです!

・次の試験で600点を取る!
・2ヶ月間毎日単語帳を見る時間を設ける
・休日は模試を解く

加えて、先に試験の申し込みをすることがおすすめです!

まとめ:大学4年からでもTOEIC対策はするべき

この記事では、大学4年生のTOEICテストの平均点を紹介しました。

大学4年生の平均点は以下の通り。

リスニングリーディング全体
TOEIC L&R 公開テスト332279611
TOEIC L&R IPテスト304242545

就活や研究室、ゼミもはじまり忙しい時期ですが早めに取得しておくことをおすすめします。

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