この記事はこんな人におすすめ!
・TOEICの受験結果が300点台...これってどんなもん?
・大学別だと、自分はどのくらいの立ち位置?
・就活ではどのくらい必要?
元TOEIC420点の筆者が解説します!
イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
TOEIC300点ってどのくらい?
ここでは、初めてTOEIC受けたけど300点ってどのくらい?
なのか解説していきます。
TOEIC300点ってやばい?
結論、やばくないです。
初受験の方や、勉強を始めた頃はTOEICスコアが低くなりがちです。適切な勉強をしていくことでスコアが改善していくでしょう。
初受験で300点台はよくあることです。
TOEICの平均点
この章では、TOEICスコアの平均点を紹介します。
TOEIC全受験者別の平均点
では、TOEIC受験者の基準で300点はどのくらいなのでしょうか。
2022年度のTOEIC試験結果に基づくスコアの基準と分布を紹介します。(参考:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)
2022年度のTOEIC試験の平均スコアは608点でした。また、TOEIC300点台の方の割合は、全体の11%でした。
一方で、学校別受験者による平均点は、以下の通りでした。
スコア | |
リスニング | 264点 |
リーディング | 204点 |
全体 | 467点 |
学校別の平均スコアでは、467点であったためスコアが300点台は平均以下となります。
【大学別】TOEIC平均点はこちら
大学別では、300点台はどのくらいなのでしょうか。
スコア | 大学 |
550点 | 奈良女子大学 |
544点 | 千葉大学法経学部 |
538点 | 広島大学法学部 |
531点 | 千葉大学教育学部 |
524点 | 金沢大学 |
518点 | 千葉大学理学部 |
518点 | 広島大学歯学部 |
511点 | 千葉大学工学部 |
基本的に大学別の平均では600点から700点台に多く分布するため、平均が300点台の大学は見つかりませんでした。
【学部別】TOEIC平均点
次に、TOEIC公式に基づく学部別の平均点を紹介します。
学部 | 平均スコア |
語学・文学系(英語専攻) | 537点 |
国際関係学部 | 521点 |
語学・文学系(英語以外) | 491点 |
医薬学系 | 489点 |
社会学系 | 483点 |
商学・経済・経営系 | 474点 |
法学系 | 470点 |
情報科学系 | 462点 |
教育・教養系 | 456点 |
理・工・農学系 | 455点 |
このデータでは、学問別のTOEICスコア平均点では400点台が多く存在しています。
学生全体でみると300点台は平均以下であると言えます
TOEIC300点って就活ではどう?
では就職活動でTOEICスコア300点はどうでしょうか。
履歴書に必要な点数
一般的に履歴書に必要なTOEICスコアは
600点
と言われています。
そのため、TOEIC300点ではアピール材料にはなりづらいです。しかし、勉強して高得点を取った時には元々の学力をアピールするべきです。
努力家としての評価につながる可能性があります。
足切りを設けている企業
スコアによって、足切りを設けている企業はいくつか存在します。参考程度に会社と基準スコアを紹介します。
・楽天グループ株式会社:入社までに800点
・日産自動車株式会社:600点以上
TOEICスコアで英語力を評価する企業は多いです。
TOEIC初心者が持っておきたい参考書
ここでは、TOEICスコアを伸ばしていくための参考書を紹介します。
実際、TOEICは少ない参考書でスコアアップさせることは可能です。
初心者におすすめの参考書は主に3つ。
・単語帳
・文法書
・公式問題集
これらの問題集を活用して勉強してみてください!
単語帳
まずは、TOEIC用の単語帳を1冊用意していきましょう。
TOEIC試験では、ビジネスで使われる単語が多く用いられます。そのため、ビジネス単語の理解を強化するためにもTOEIC専門の単語帳を用意しておきましょう。
初心者向けのTOEIC参考書は以下の記事で比較/解説をしています。
文法書
文法書を用意しておきましょう。
TOEICのリーディングパートでは、文法問題が30問出題されます。この部分は得点源につながりやすいので参考書を用意して対策をすることをお勧めします。
英語中級者:文法の問題集
英語初心者:文法の解説書
公式問題集
問題演習用の参考書を1冊用意しましょう。おすすめは公式問題集です。
公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。
2回の問題演習と復習を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。
問題演習で全体像を把握しよう!
また、実際に使ってみたレビューも紹介しています。
300点から600点取るためには?
TOEIC600点以上を目指していくなら、語彙力の強化、リスニングの勉強を先に取り組むことをお勧めします。
TOEIC300点台では、まだまだ英単語に対する理解が低いと考えます。
語彙力を強化するステップ
ここでは、英単語帳を用いた語彙力強化の方法を紹介します。
おすすめは、TOEIC用の英単語帳を1冊用意することです。
TOEICは、ビジネス向けのシーンの会話、文章が多く出題されます。そのため、ビジネスで使われやすい英単語を理解することが重要です。
英単語学習で大事なのは、反復することです。
簡単に単語帳を用いた勉強法を紹介します。
- ステップ1単語帳の範囲を4〜5つに分ける
単語帳を大きく4〜5ブロックに分けましょう。ページの量は同じくらいになるようにしてください。
- ステップ21つ目の範囲を、単語→意味の順で目を通す(目安15〜30分程度)
目を通すだけで大丈夫です。ただ、範囲の単語全部に目を通すことを意識してください。
- ステップ31つ目の範囲を3周する
1周終えたら、同様に3周までつづけていきましょう。
- ステップ42つ目の範囲を始める
次に2つ目の範囲の単語学習を始めましょう。
- ステップ51つ前の範囲を1周
ここは復習のために行いましょう。
- ステップ6ステップ4〜5を繰り返す
数周する→他の範囲を数周→前の範囲を復習で1周
このサイクルで回していくのがおすすめ
TOEIC用の英単語帳を1冊仕上げる
単語学習は反復が大事
リスニングの勉強法
まずはリスニングの基礎力の向上を目指しましょう。基礎力を伸ばすために必要なのは2点
・単語帳でリスニング対策
・毎日リスニング音声を聴く
単語帳でリスニング対策
単語帳でリスニング対策をするなら、CD付きの単語帳、あるいはアプリの使用がおすすめ!
単語の意味の確認だけでなく、発音の確認を行いましょう。音声を聞いて、単語を認識し単語の発音から意味を導く練習をしましょう。
単語帳の音声機能は、単語が発音されて、単語の意味が読まれるため単語帳を開かなくても大丈夫です!
単語帳の音声を活用しよう!
毎日リスニング音声を聴く
できるだけ毎日リスニングの音声を聴くようにしましょう!
リスニングを伸ばすためには、英語の音声に耳を慣らすことが大事です。継続的に取り組めるものを選ぶことがおすすめです!
日常の生活の中で、リスニングする時間を取り入れるように工夫しましょう!
おすすめは下にまとめました。
・TOEICのリスニングの音声
・YouTubeの活用
・TEDを活用する
電車の中など移動中を有効活用したいです!僕は、英会話でリスニングしてます!
問題集の活用
公式問題集のリスニングパートを活用しましょう。おすすめの使い方は、以下の流れで書くと良いです。
1)公式問題集の問題を解く。
2)答え合わせ
3)解いた問題の復習、単語の意味、単語の聞き取りなど
リスニング力を伸ばすためには、問題を解くことよりも解いた問題の復習に力を入れましょう!公式問題集のリスニングは100問あるので、復習に時間がかなりかかります。パートごとの復習することがおすすめ!
問題をたくさん解くことよりも解いた問題をたくさん復習することのほうが大事!
リーディングの勉強法
リーディング対策は、平日の夜や休日などの時間をつかってまとまって対策することがおすすめ!
・基本的なTOEIC語彙強化
・解いた問題に対する復習の徹底
基本的に、TOEIC450点台の方がリーディングで取れないのはそもそもの語彙力に課題があります。
最優先でやるべきことは、単語帳で単語の理解を高めること!
そのうえで、問題集一冊用意してリーディング問題を解いてみましょう!
音読をしよう!
リスニング、リーディングの問題全てに対して音読をするようにしましょう。
音読とは、英語の文章を声に出して読む学習方法です。単に目で追うだけでなく、実際に発声することで、英語の音やリズムを体感的に学ぶことができます。
音読を通じて、発音、イントネーション、文法構造の理解が深まり、英語力の向上につながります。ただし、初心者がいきなり難しい文章に挑戦するのは避けましょう。
また、音読をする上での手順は以下の通りですすめてみましょう。
1) パート1、パート2のスクリプトを用意
2) まず黙読して内容を理解する
3) 声に出して読む(最初はゆっくりでOK)
4) 徐々にスピードを上げていく
5) 繰り返し練習し、滑らかに読めるようになることを目指す
音読を始める際は、短くて簡単な文章から始めるのがコツです。慣れてきたら、徐々に長文や難しい文章にチャレンジしていきましょう。
- 音読は、英語の文章を声に出して読む練習方法。
- 単語の正確な発音、文のリズム、イントネーションを身につけるのに効果的。
- 音読に取り組む際は、理解できる内容の文章から始め、徐々にレベルを上げていくことが大切です!
完璧になるには時間がかかりますが、継続的な練習で確実に上達していきます。自分のペースで焦らず取り組むことが大切です。
より具体的な効果や方法については、こちらの記事で解説しています。
2ヶ月でスコアを伸ばすなら
TOEIC600点であれば、2ヶ月ほどで伸ばすことは可能です。
詳しくは下の記事から参考に対策してみてください!
実践的な学習プランとスケジュール
ここでは、300点から600点に伸ばすために必要な勉強プランとスケジュールをざっくり紹介します。
・短期間(2ヶ月)で600点に伸ばす
・長期間(6ヶ月)で600点に伸ばす
短期間でスコアアップするためのプラン
TOEIC学習初心者が2ヶ月で600点達成するまでのスケジュールを紹介します。
リスニング、リーディングの対策は、基本的には解いた模試の復習だけで大丈夫です。
「なぜ間違えたのか」
「正解するためにはどこを読めばいいのか」
この2つを意識すると良いです。
細かい勉強内容は、次の記事でも紹介しています!
長期間でじっくり学習するプラン
半年で300点突破から600点までを目指す計画
前半で時間をかけて単語の理解を深めていきましょう。
基本的に語彙強化は継続して進めていき、後半から問題演習の割合を増やしていくイメージです。
基本的には語彙強化と文法理解の2点を優先していきましょう!
リスニングでは、パート2、リーディングではパート5を得点源にしましょう!
TOEIC試験本番での注意点と対策
最後に今後試験対策していく上で筆者の経験から、注意点と対策を紹介します。
Todo形式で紹介するので活用してみてください!
試験の準備と心構え
試験前日編と、当日の試験までの2つを紹介します。
まず、試験前日の過ごし方について紹介します!
試験前日にするべきtodoリストをまとめました。少しでもスコアアップに繋げていきましょう!
また、試験本番に当日に注意するべきことは以下5点!
まとめ
本記事では、TOEIC300点のレベルを大学/学部のレベルで紹介しました。
まずは600点を目指して学習を進めていきましょう。
当ブログでは、今後も600点を目指す方に向けた勉強方法を紹介してます!
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