この記事はこんな人におすすめ!
・リーディングが伸びなくて困っている
・伸びない原因を知りたい
・リーディングの伸ばし方とは
元TOEIC420点の筆者が解説します!
イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
現状TOEIC500点の人必見です。
「1ヶ月で700点なんて無理でしょ」と思うかもしれません。確かに、700点を取るのは簡単ではありません。しかし「勉強方法の選択と集中」を行うことで、1ヶ月でも十分700点レベルに引き上げることができます↓
500点から700点までに必要な勉強時間は2ヶ月
筆者自身は500点から700点までに2ヶ月かかりました。ここでは、TOEICでスコアアップにかかる時間を解説していきます。
一般的に100点伸ばすために必要な勉強時間
現状のスコアから100点上げるには200時間ほど必要と言われています。そのため200点伸ばすには400時間が必要です。
実際にTOEIC600点取得するために必要な勉強時間を紹介します!オックスフォード大学出版局によると、650点のスコアを獲得するために必要な勉強時間がおよその目安で公開されていました。以下の表にまとめました!
現在のスコアレベル | 必要な勉強時間 |
250点 | 950時間 |
350点 | 700時間 |
450点 | 450時間 |
550点 | 225時間 |
650点 | 0時間 |
この表では、現在のTOEICスコア(左)から650点取得するまでに必要な勉強時間を大まかにまとめました。例えば、スコアが450点の方は、650点取得を目指す場合450時間の勉強時間が目安になります!
450時間は1日3時間を5ヶ月継続すると達成できる時間になります。
上記の表は参考程度にしてほしいですが、筆者の経験では2ヶ月で200点近く伸ばしています。勉強の内容や時間によって2ヶ月でも100点以上を伸ばすことは可能です。
筆者の勉強時間(目安)
2ヶ月間でスコアを伸ばすには、ある程度の勉強時間を確保することが大事です。1日の勉強時間は、忙しい時と時間に余裕がある時で異なりますが、大体以下の通りです。
忙しいときは隙間時間などを活用してリスニングや語彙の強化、時間があるときは問題演習に時間をかけました。
勉強内容
2ヶ月伸ばすためにやった勉強内容は以下の通りです。400点、500点台であればTOEICの問題慣れがまだできていない印象があります。そのため問題慣れをメインに演習を行うことが大事です。文法は最も対策しやすいパートの1つです。
細かい勉強方法については、後ほど解説します。
200点伸ばすために用意しておきたい参考書
ここでは、200点伸ばすためにTOEICスコアを伸ばしていくための参考書を紹介します。実際、TOEICは少ない参考書でスコアアップさせることは可能です。初心者におすすめの参考書は主に3つ。
これらの問題集を活用して勉強してみてください!
単語帳
まずは、TOEIC用の単語帳を1冊用意していきましょう。
TOEIC試験では、ビジネスで使われる単語が多く用いられます。そのため、ビジネス単語の理解を強化するためにもTOEIC専門の単語帳を用意しておきましょう。
初心者向けのTOEIC参考書は以下の記事で比較/解説をしています。
文法書
文法書を用意しておきましょう。
TOEICのリーディングパートでは、文法問題が30問出題されます。この部分は得点源につながりやすいので参考書を用意して対策をすることをお勧めします。
英語中級者:文法の問題集
英語初心者:文法の解説書
公式問題集
問題演習用の参考書を1冊用意しましょう。おすすめは公式問題集です。
公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。2回の問題演習と復習を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。
問題演習で全体像を把握しよう!
また、実際に使ってみたレビューも紹介しています。
200点伸ばす勉強法
200点伸ばすためにやってほしいことは3つあります。
500点から700点まで伸ばす基本戦略
単語を覚える
文法対策をするとき
問題演習をする
500点から700点まで伸ばす基本戦略
500点から700点まで伸ばすに当たって、先ほどに示した勉強内容に沿って対策をします。リスニングとリーディングの対策は問題演習と解いた問題の復習だけで大丈夫です。
400〜500点台であればTOEICの問題の傾向と試験に慣れることでスコアが伸びる可能性があるのです。問題演習を通じてわからないことをできるだけ無くすようにしましょう。
単語を覚える
TOEIC用の英単語帳を1冊用意しましょう。
まず、最優先に取り組んでいただきたいのは単語対策です。TOEICではビジネス単語をメインとして扱われています。そのためTOEIC用の単語帳1冊仕上げるようにしましょう。単語対策で意識してほしいことは2つ。
この2つを単語帳を活用して勉強しましょう。最近のTOEIC用の単語帳は音声がついています。これを活用して英単語の発音を理解しましょう。また、発音から瞬時に意味の理解ができるようにしましょう。
効率的に英単語の意味を覚えるためには、反復が大事です。筆者がおすすめする単語帳の使い方を紹介します。
- ステップ1単語帳を4〜5分割して、範囲を分ける。
- ステップ21つ目の範囲を3周する。
- ステップ3次の範囲を3周する
- ステップ41つ前の範囲を1周する
- ステップ5ステップ2〜3を繰り返す
順番に説明します。
step1:単語帳を4〜5分割して、範囲を分ける。
簡単にいうと覚える範囲を小分けします。
単語帳1冊を1周するよりは、小分けした短い範囲を複数回繰り返すほうが反復しやすく定着しやすいです。
単語帳によりますが、4〜5つの範囲を作りましょう。
step2:1つ目の範囲を3周する。
まずは、1つ目の範囲を3周を目安に目を通しましょう。
このとき、1つ1つの単語は軽く目を通す程度で構いません。
英単語→日本語→英単語→日本語
の順ですらすらみていきましょう。
何周かしたときに英単語→日本語に時間がかかるものは印をつけておこう。
step3:次の範囲を3周する
2つ目(次)の範囲を3周しましょう。
Step1と同様、英単語→日本語で流し読みしていきましょう。
step4:1つ前の範囲を1周する
ここが、大事なポイントで、次の範囲を3周終えた後に前の範囲を1周しましょう。
定期的に覚えた範囲を復習することが大事です。
step5:ステップ2〜3を繰り返す
あとは、ステップ2と3を繰り返して単語帳を1周させましょう。
目標は1ヶ月で単語帳1周です。
文法対策をする
TOEICの文法対策は問題演習を行うようにしましょう。問題演習は下の1冊を用意しておきましょう。
数あるPart5問題集の中で700点を取るために特におすすめしたいのは、「文法問題でる1000問」です。でる1000問には、Part5の文法問題が合計で1049問載っています。加えて、後半の方には30問模試が収録されており実践経験も行えます。この1冊で文法の問題演習は十分です。何周も解けるようにしましょう。
でる1000問を使って、問題パターンを覚えてしまう気持ちで問題を解き続ければ、必ずPart5の正答率と解答スピードは向上します。そのためでる1000問の具体的な進め方ですが、スピード重視で解いていきましょう。理想は1問あたり20秒以内で解けるようになりましょう。20秒で解く感覚を養った上で正答率を上げるようにしましょう。
2ヶ月間で3周を目標にしてください。また、解けなかったところや間違えたところだけ3周目やそれ以降で解くようにしましょう。大事なのは、問題なれとわからないことをなくすことです。見開きの問題を解き終わった後は、解答解説を読んで正解不正解の理由をさらっと確認して、次の問題に移りましょう。
問題演習と復習を徹底する
最後に、問題演習に取り組みましょう。試験に慣れるためにもここがとても重要です。
問題演習では、TOEICの公式問題集を活用することをお勧めします。公式問題集を勧める理由は、本番の形式で難易度が実際の試験に近いためです。実際の問題を作成している団体が出版しているため、本番に近い感覚を身につけることができます。
また、リスニングの音声も公式のスピーカーが担当しているため本番に近い感覚で対策をすることができます。
公式問題集を活用した演習の方法を4ステップで筆者の経験をもとに解説します。非常に時間がかかりますが、短期間で集中的に取り組むことでスコアアップができます。頑張りましょう。
- その12時間測って問題を解き切る&丸つけをする
- その22回目を解く&丸つけ
- その3解説を読みながら復習をする
- その4音読をする
1:2時間測って問題を解き切る&丸つけ
まずは、公式問題集のTEST1を解きましょう。リスニングとリーディングを通しで2時間で解いてみましょう。問題を解くとき後ろにあるマークシートを印刷して活用しましょう。
1回のテストで2時間かかるためまとまった時間で取り組むようにしましょう。解き終えた後は、正答確認をしましょう。答えを見て丸つけだけしましょう。ポイントは丸つけだけをすることです。
2:2回目を解く&丸つけ
丸つけが終わったら、解説は読まず同じ問題をもう一度解いてみましょう。リスニングでは聞き覚えのある音声をもとに解く、リーディングでは読み覚えのある感覚で問題を解きましょう。
2周目の演習が終わったら丸つけを行いましょう。1周目と2周目の正答数の差が英語理解力の差になります。2周目を解く理由は3つあります。
3:解説を読みながら復習をする
ここが問題演習で重要なポイントです。2時間かけて解いた問題を1問1問徹底的に復習しましょう。意識することはいかにまとめました。復習を通じて問題に登場する英語の表現を完璧に理解してください。
ここの復習の質が4つ目の音読の質に影響を与えます。時間をかけていいので丁寧に1問1問見直しましょう。
4:音読をする
完璧にした状態で、問題文を全て音読しましょう。リスニングはスクリプトを見ながら、リーディングは問題文や設問文まで全て声に出して読むようにしましょう。リスニングでは音声を聞きながら声に出すオーバーラッピングやシャドーイングも実践しましょう。
オーバーラッピングやシャドーイングは最初こそ難しいですがある程度スムーズに文章を音読できるように慣れば音声の早さについていけるようになります。また、単語の発音を意識するようにしましょう。発音を意識することで弱形や省略されて言われている部分などを理解することができます。
声に出して読むことのメリットは3つあります。
リスニングでは音読で読めるようになったら、オーバーラッピングやシャドーイングを実践していきましょう。リーディングはパート6、7の文章を音読しましょう。目安は最低でも5周は取り組むようにしましょう。数が大事ではありませんが、問題の英語を完璧に理解する、自分で言えるようになることが大事です。
【大学生限定】おすすめの勉強のタイミング
大学生がTOEIC対策を始めるべきタイミングはたくさんありますが、筆者の経験上おすすめのタイミングがいくつかありましたので紹介していきます。
・おすすめは長期休暇
・2年生のうちに
・4年生のうちに
・忙しい平日を活用する方法
おすすめは長期休暇
最初にお勧めするのは長期休暇を活用するです。
大学生は1年の3分の1が休みです。夏休みが1ヶ月から1ヶ月半、冬休み、春休みが1ヶ月〜2ヶ月といった形で長期休暇がいくつか存在しています。この期間を活用してTOEIC対策をすることがお勧めです。
僕も長期休暇で集中的に取り組みました。結果、200点近く伸ばしています。
長期休暇で対策をするのであれば、休みの終わりのタイミングで試験に申し込みましょう。夏休みなら8月、9月試験、春休みなら3月、4月試験を受験しましょう。また、金銭面で余裕があるなら2回分申し込むと良いです。1回目の試験では環境に影響を受けて緊張することがあります。
2年生のうちに
次に2年生のうちに対策をすることです。長期休暇と重なりますが1年かけてTOEIC対策をすると良いです。理由は3年生で就職活動が始まるためです。筆者の経験上、TOEICスコアがあると就職活動では評価につながります。しかし、目指すスコアが高いほど勉強する時間が長くなります。
そのため2年生の間の1年間をTOEIC対策に使うと良いです。3年生からでも対策することはできますが、両立していく必要があることや時間が限られている点でのばしにくくなる可能性があります。
また、大学3年生からの対策では遅いと言われています。
4年生のうちに
4年生からのTOEIC対策は、就職活動を終えてからがお勧めです。就職活動では活用することが難しいですが就職後のキャリアや給与のアップにつながる可能性があることや、卒業まで時間があるためTOEIC対策に時間を使うことはおすすめです。就職してからもTOEICスコアは英語力の証明として活躍できます。
また、春休みに留学行く、海外旅行へ行くといった予定に向けてTOEICで英語の基礎力を伸ばすと良いです。
忙しい平日を活用する方法
忙しい平日を活用して対策をするには、隙間時間を活用する方法です。また、忙しい時ほど頭を使った対策に苦労しがちです。そこでおすすめなのはスタディサプリによる動画で勉強する方法です。
詳しくは以下のリンクからチェックできます。
200点伸ばせた理由を個人的な分析
筆者が短期間で200点を伸ばすことができた理由も解説します。なぜ伸ばせたのかについてを参考にしたうえで実際に勉強してみてください。
長期休暇を活用した
1番はここにあります。筆者の場合長期休暇を使ってTOEIC対策を集中的に取り組みました。その結果、短期間でスコアUPに繋げることができたと思っています。
しかし、本質は長期休暇を活用したことではありません。英語に触れる頻度と時間を増やしたことです。
伸びなかった理由が明確だった。
元々TOEICは400点台でした。初めて参考書を買って勉強法を学んで勉強をしてみた結果500点ほどでした。2年近く間が空いて、勉強した結果が思っていたより伸びずショックでした。
しかし、要因を考えたところ明確に伸びない理由があったのです。自分の場合、問題慣れが不十分だったことや試験環境に緊張してしまったことが理由にありました。そのため公式問題集を通じた問題演習を徹底しました。
>>筆者がTOEIC対策でなかなか伸ばせなかった失敗談と理由
モチベーションを維持するためのコツ
高いスコアを目指す上で、TOEICを勉強して挫折しないための3つのコツを解説します!
習慣化する
独学で挫折しないためには勉強を習慣化することが大事です。習慣化すれば無理なく学習が継続できます。
毎日の生活の中に学習するルーティンを組み込んでみましょう。
・大学にいく前に単語学習
・授業帰りはカフェで学習
・寝る前は必ず単語を覚える
どれか1つでも1週間つづけることができたらかなりすごい!
最初の1歩!
環境を整える
学習環境を整えましょう。学習環境が整っていないと継続できず挫折してしまうからです。ぼくは学習環境を整えるために以下のことをしました。
・机に気が散るものはおかない
・家で集中できないならカフェなど外で勉強する
・スマホは電源を切る・近くにおかない
勉強せざるをえない環境を整えると挫折せずに継続できます!
特にカフェは周りの人が作業している環境なので刺激になります!
目標を明確にする
TOEICの目標スコアを明確にすると挫折しにくくなります。
達成した時の姿がイメージできやる気がでるからです。目標点数に加えて期限を決めると良いです!
目標や期限は下のように設定すると良いです!
・次の試験で700点を取る!正答率を7割に
・2ヶ月間毎日単語帳を見る時間を設ける
・休日は模試を解く
まとめ:2ヶ月で700点は目指せる!
本記事では、TOEIC500点から700点まで伸ばすための勉強法について筆者の経験のもと解説しました。短期間で700点に伸ばすためには、TOEICに慣れることが大事です。そのために
ことが大事になります。また、2ヶ月を目標に伸ばす場合以下の3つを勉強していきましょう。
シンプルですが、2ヶ月間これだけ行えていればある程度のスコアアップも目指すことができます。ぜひ頑張ってください。
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