この記事はこんな人におすすめ!
・TOEICの受験結果が600点台...これってどんなもん?
・TOEICスコアのレベルを知りたい
・就活ではどのくらい必要?
元TOEIC420点の筆者が解説します!
イチ
・英語嫌い
・現役大学院生(TOEIC420→825)
・TOEICスコアをアピールして大手複数社内定
理系学生がTOEICで600点ってどう?
この記事では、TOEIC600点について、3つの観点から解説!
・TOEIC600点の実力とは?
・TOEICスコアとキャリアの関係性について
・600点突破から600点までの勉強法
TOEIC 600点の実力とは?
はじめに、TOEIC600点はそこそこ高いです。
初受験で600点は基本的な英語力があります。自信持ちましょう!
TOEIC受験者全体で見ると、大体平均くらいです。
2022年度のTOEIC試験結果に基づくスコアの基準と分布を紹介します。(参考:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)
2022年度のTOEIC試験の平均スコアは608点でした。また、TOEIC600点台の方の割合は、全体の15%でした。
この結果から、TOEIC600点は全体の平均以下になります。
TOEICスコアとキャリアの関係
就職活動において、TOEICスコアはかなり有効です。日本の会社の多くは英語力をTOEICスコアで評価しています。
実際、TOEICテストを運営する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会によると、TOEIC試験を採用時利用している割合は50%以上でした。
実際、企業の中にはTOEICスコアで足切りするところや一定のスコアが入社条件のところもあります。
例えば、楽天グループ株式会社では入社までにTOEICスコア800点の取得が義務付けられています。
理系でも、TOEICをはじめとした英語は必要不可欠です。早いうちから克服しておくことがおすすめです。
研究では、英語の論文を読むことや英語で発表する機会があります。
TOEIC 600点のレベルを理解する
TOEICスコアはリスニングスコアとリーディングスコアの合計点です。リスニングパート、リーディングパートそれぞれでスコアをみてみましょう。
TOEIC600点のリスニング力
TOEICで600点台を取る人のリスニングは大体、300~400点。そのレベルについて紹介します。
TOEIC試験のリスニングテストの問題構成は以下の通り
パート | 問題番号 | 問題数 | 問題特徴 |
1 | 1~6 | 6問 | 写真描写問題 |
2 | 7~31 | 25問 | 短文応答問題 |
3 | 32~70 | 39問 | 会話問題 |
4 | 71~100 | 30問 | 説明文問題 |
リスニングの実力/レベルを強み弱みで紹介します。
・短い会話で、簡単な語彙の場合話の趣旨、目的が理解できる
・長い内容では、繰り返されることで理解できる
・中級レベルの語彙までの会話の理解や、少しの情報の言い換えを理解することができる
・語彙が難しいと、基本的な文脈や趣旨、目的の理解が曖昧になる
・広い範囲の情報を関連づけて理解することができない
・複雑な構文の理解ができない
基本的には、パート1、パート2の得点率が比較的高いです。まずは、短い文章の正答率を上げていくことを目指しましょう!
TOEIC600点のリーディング力
リーディングスコアは、大体200〜300点台の方のレベルを紹介します。
TOEIC試験のリーディングテストの問題構成は以下の通り
パート | 問題番号 | 問題数 | 問題特徴 |
5 | 101~130 | 30 | 短文穴埋め問題(文法) |
6 | 131~146 | 16 | 長文穴埋め問題 |
7 | 147~200 | 54 | 文章問題 |
リーディングでのレベル/実力を強み弱みで紹介します。
・文章中の情報と同じ表現なら、事実に基づく情報として正答できる
・簡単な語彙、中級レベルの語彙を理解できる
・よく使用される規則に基づいた文法構造が理解できる
・言い換え、情報の関連付けが必要な推測はできない
・二つ以上の分にわたって情報を関連づけることができない
・より難しい語彙、複雑な文法構造が理解できない
TOEIC600点以上を目指すための学習戦略
600点以上を目指していくなら、リスニングの勉強を先に取り組むことをお勧めします。
なぜなら、リスニングの方が点数が伸ばしやすいからです。
理系学生向けの英語学習法
理系学生のほとんどは、大学の授業や実験に追われて勉強時間の確保に悩みます。
実際、僕も非常に苦しみました。
そのため、継続的に勉強する習慣を作ることが最も大事なことです。以下に筆者が実践した、週2回実験とレポートに追われながらもスコアを上げた勉強を紹介します。
リスニング:移動時間を活用する
リーディング:休日や平日夜の数時間、1日30分の音読を続ける
効果的なリスニング対策
TOEIC600点台の場合、リスニング対策で実践してほしいことは2点。
・語彙強化
・隙間時間、移動時間で音声を聞く(1日15分)
英語苦手な方がリスニングで聞き取れない要因の1つに、
単語を聞き取れない
ことです。そのため、単語帳を用いて英単語の発音と音声を聞いて意味を理解することが大事!音声は移動時間だけを使って対策しましょう!
問題をスマホで写真撮っておき、電車の中で音声を聴きながら確認しましょう。
リーディング力を高める方法
リーディング対策は、平日の夜や休日などの時間をつかってまとまって対策することがおすすめ!
・基本的なTOEIC語彙強化
・解いた問題に対する復習の徹底。
・30分の音読
基本的に、TOEIC600点台の方がリーディングで取れないのはそもそもの語彙力に課題があります。
最優先でやるべきことは、単語帳で単語の理解を高めること!
そのうえで、問題集一冊用意してリーディング問題を解いてみましょう!また、問題集では解くことよりも復習することや解き直すことを徹底してください!
リーディングでスコアを伸ばすためには、音読をするようにしましょう。
1日30分、一つの文章を100回音読できるようにしましょう。
スコアアップするためにやるべき勉強法
TOEICスコアをさらに伸ばすためのコツを紹介します。ここで紹介する勉強法は解いた問題をある程度復習できてから取り組むことがおすすめです。
やって欲しいことは3つ。
・音読
・シャドーイング
・ディクテーション
音読
音読とは、英語の文章を声に出して読む学習方法です。単に目で追うだけでなく、実際に発声することで、英語の音やリズムを体感的に学ぶことができます。
音読を通じて、発音、イントネーション、文法構造の理解が深まり、英語力の向上につながります。ただし、初心者がいきなり難しい文章に挑戦するのは避けましょう。
また、音読をする上での手順は以下の通りですすめてみましょう。
1) パート1、パート2のスクリプトを用意
2) まず黙読して内容を理解する
3) 声に出して読む(最初はゆっくりでOK)
4) 徐々にスピードを上げていく
5) 繰り返し練習し、滑らかに読めるようになることを目指す
音読を始める際は、短くて簡単な文章から始めるのがコツです。慣れてきたら、徐々に長文や難しい文章にチャレンジしていきましょう。
- 音読は、英語の文章を声に出して読む練習方法。
- 単語の正確な発音、文のリズム、イントネーションを身につけるのに効果的。
- 音読に取り組む際は、理解できる内容の文章から始め、徐々にレベルを上げていくことが大切です!
完璧になるには時間がかかりますが、継続的な練習で確実に上達していきます。自分のペースで焦らず取り組むことが大切です。
より具体的な効果や方法については、こちらの記事で解説しています。
シャドーイング
シャドーイングとは、英語を聞き取りながら、その音声を真似しながら声に出す方法です。
英語の音声が読まれたらすぐに声に出すことで聞いた音を形にしています。正しく発音できていれば、単語の認識ができている証拠になります。
反対に聞き取れない、うまく言えない場合、単語の発音が理解できていない状態になります。そのためいきなりシャドーイングに取り組むことはお勧めしません。
シャドーイングを行うことで発音、アクセントの理解と向上につながります。
スクリプトでは、わからない表現を学べます
1)TOEIC公式問題集の音声を用意。(まずはパート1、パート2から)
2)スクリプトの文章を見ながらシャドーイングを行う。(発音を意識)
3)問題文に対する理解が深まったら、スクリプトなしでシャドーイングに挑戦してみる。
いきなり、シャドーイングを始めることは難しいです。
まずは、スクリプトを見ながら短い文章で始めていきましょう。
完璧にできるようになるには時間がかかります。
- シャドーイングは、音声を聴きながら同時に声に出して繰り返す練習。
- 英語のリズムやイントネーションに慣れることで、リスニング力が向上する。
- シャドーイングに取り組む際は、解いた問題をある程度復習した段階で取り組むようにしましょう!
ディクテーション
ディクテーションとは、英語を聞き取りながら、その音声を文字にして書き起こす方法です。
シャドーイングでは、聞いた音声を声に出すのに対し、ディクテーションは書く方法です。
書取りになるため、難易度が上がりますが正しく単語を認識できているかの確認につながるためお勧めです。
1)音声を聞き取りながら、書きとる。おすすめはパート1、パート2。
2)書き取った内容をスクリプトと照らし合わせて確認する。
単語のスペルの確認にもなるだけでなく、書いていく中で文の構造の理解に繋げることができ文構造から単語を推定することができるようになります。
文構造がわかると、パート5の対策につながります。
- ディクテーションは、音声を聴き取り、書き取る練習。
- 細かい音の違いや発音に敏感になることで、リスニング力が向上する。
まずは、音読から取り組んでみましょう。
理系学生が活用すべき参考書
実際に勉強していく中で、おすすめの参考書を紹介します。TOEIC対策で必要な参考書は3つあれば大丈夫です。
・単語帳
・文法書
・公式問題集
単語帳
まずは、TOEIC用の単語帳を1冊用意していきましょう。
TOEIC試験では、ビジネスで使われる単語が多く用いられます。そのため、ビジネス単語の理解を強化するためにもTOEIC専門の単語帳を用意しておきましょう。
初心者向けのTOEIC参考書は以下の記事で比較/解説をしています。
文法書
文法書を用意しておきましょう。
TOEICのリーディングパートでは、文法問題が30問出題されます。この部分は得点源につながりやすいので参考書を用意して対策をすることをお勧めします。
英語中級者:文法の問題集
英語初心者:文法の解説書
公式問題集
問題演習用の参考書を1冊用意しましょう。おすすめは公式問題集です。
公式問題集には、TOEIC本番さながらの模擬試験が2回分収録されています。
2回の問題演習と復習を徹底して行うことでスコアアップに繋げることができます。
問題演習で全体像を把握しよう!
また、実際に使ってみたレビューも紹介しています。
英語学習アプリとサイト
TOEIC対策で活用してほしいアプリを紹介します。スマホをTOEIC対策に取り入れてみてください!
・abceed
・mikan
モチベーションを維持するためには?
せっかく大学に入学したばかりなのにまた、勉強はつらい。
高いスコアを目指す上で、TOEICを勉強して挫折しないための3つのコツを解説します!
・習慣化する
・環境を整える
・目標を明確にする
習慣化する
独学で挫折しないためには勉強を習慣化することが大事です。習慣化すれば無理なく学習が継続できます。
毎日の生活の中に学習するルーティンを組み込んでみましょう。
・大学にいく前に単語学習
・授業帰りはカフェで学習
・寝る前は必ず単語を覚える
どれか1つでも1週間つづけることができたらかなりすごい!
最初の1歩!
環境を整える
学習環境を整えましょう。学習環境が整っていないと継続できず挫折してしまうからです。ぼくは学習環境を整えるために以下のことをしました。
・机に気が散るものはおかない
・家で集中できないならカフェなど外で勉強する
・スマホは電源を切る・近くにおかない
勉強せざるをえない環境を整えると挫折せずに継続できます!
特にカフェは周りの人が作業している環境なので刺激になります!
目標を明確にする
TOEICの目標スコアを明確にすると挫折しにくくなります。
達成した時の姿がイメージできやる気がでるからです。目標点数に加えて期限を決めると良いです!
目標や期限は下のように設定すると良いです!
・次の試験で600点を取る!
・2ヶ月間毎日単語帳を見る時間を設ける
・休日は模試を解く
加えて、先に試験の申し込みをすることがおすすめです
TOEIC試験本番での注意点と対策
最後に今後試験対策していく上で筆者の経験から、注意点と対策を紹介します。
Todo形式で紹介するので活用してみてください!
試験の準備と心構え
試験前日編と、当日の試験までの2つを紹介します。
まず、試験前日の過ごし方について紹介します!
試験前日にするべきtodoリストをまとめました。少しでもスコアアップに繋げていきましょう!
また、試験本番に当日に注意するべきことは以下5点!
まとめ
本記事では、TOEIC600点のレベルと必要な勉強法について紹介しました。
当ブログでは、今後も理系の学生の英語学習を紹介してます!
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